ヨーグルトを食べると糖尿病リスクが下がる

「ヨーグルトって健康に良いような気がするのですが、大丈夫ですか?」

「乳製品はカロリーが高いと聞きましたが?」

こんな相談がありました。そこで、早速調べてみますと・・・


英ケンブリッジ大学の研究チームが、

「ヨーグルトや低脂肪の乳製品を週に4~5回食べると、2型糖尿病を発症するリスクが24%低下する」という研究を発表しました。


イギリス在住の男女3,500人を11年間、調査したところ、

22%にあたる753人が2型糖尿病を発症しましたが、(結構多いです・・・)

ヨーグルトや低脂肪のフレッシュチーズやカッテージチーズなどの乳製品を食べていた人たちは、

全く食べていない人たちと比べて糖尿病を発症した割合が24%低かったそうです。


低脂肪の乳製品を種類別に調べたところ、

ヨーグルトのみを食べていた人で、糖尿病リスクは28%低下したそうです。

具体的には、カップ入りヨーグルト(120g)を平均で週4.5個食べていたそうです。


理由として、ヨーグルトには腸内で非常に有効な働きをする善玉菌(プロバイオティクス)や、ビタミンKが含まれており、糖尿病のリスクを下げる作用があるのではと考えられています。


ビタミンKは、緑黄色野菜や海藻類、緑茶などに多く含まれているほか、腸内細菌によっても合成され、発酵食品であるヨーグルトやチーズ、納豆に多く含まれています。

またヨーグルトには、カルシウムやマグネシウム、ビタミンDなど、有用な栄養素も含まれています。


但し、糖尿病のリスク低下との関連がみられたのは、乳製品の中でも低脂肪製品に限られており、

糖分を加えてあったり、牛乳や高脂肪のチーズなどでは糖尿病リスク低下の効果はみられなかったそうです。


なお、間食としてポテトチップの代わりにヨーグルトを食べていた人では、糖尿病リスクは47%低下したそうで、間食をヨーグルトに置き換えるだけで、糖尿病の発症リスクを半分に下げることができるとしています。


結論的には、「砂糖なし・低脂肪のヨーグルト」がお勧め、となります。

個人的には、「納豆」でも良いのではと思いますが、外国の論文で「納豆」が評価されることは無いでしょうネ・・・ 


岡島内科クリニック
岡島内科クリニック:待合室
吹田市津雲台1丁目2-D9 tel:06-6836-6262
岡島内科クリニック:診療時間

※木曜日・土曜日午後、日曜・祝日は休診です。

診察事前申込

※インターネットでの予防接種・健康診断の予約はできません。

 


アクセス

南千里クリスタルホテル:外観

【公共交通機関をご利用の場合】

阪急千里線 南千里駅 徒歩1分

改札口を出て、左前方にあるのが南千里クリスタルホテルです。(右写真)

そちらの2階、歩道橋を渡っていただいた場合はその階、中に入って左奥に当院がございます。

阪急バスの場合は、南千里で下車願います。

【お車でお越しの場合】

阪急千里線南千里駅を目標にお越しください。 駅の北側に南千里クリスタルホテルがございます。

駐車場は、ホテルの東側の立体駐車場をご利用ください。 当院ご利用の場合は、最大1時間の無料サービス券をお渡ししております。

(当ビル内の薬局でも無料サービス券をもらえますので、ご利用ください)

岡島内科クリニック:アクセスマップ
クリスタルホテル南千里 2階館内図
クリスタルホテル南千里 2階館内図

岡島裕のつぶやき

岡島内科クリニックFacebookページ


南千里クリスタルホテルにある他の医療機関様

福原歯科

佐藤整形外科クリニック