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2016.06.18

お勧めフルーツは?

ある日、クリニックで、
糖尿病の患者さんとの会話・・・
 
「先生、フルーツって体にいいんですよね」
「食べ過ぎなければ、基本OKです。」
「体にいいのに、食べ過ぎたら駄目なんですか?」
「体にいい、の意味によると思いますよ。カロリーという意味では低くないという意味です」
 
さて、一般的に「フルーツは体に良い」と言いますが、
何が、どう体に良いのでしょうか?
 
2016年4月に横浜で開かれた「食事指導・栄養管理アップデートセミナー」では、
 
・果物で摂取が期待できる代表的な栄養素としては、
食物繊維/ビタミンC/カリウム他、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE、糖質(ブドウ糖・果糖)
があげられる。
食物繊維:心筋梗塞予防作用が言われている。
★特に多い果物>>クリ、キウイ、西洋なし、かき、すもも等
・ビタミンC:心臓血管系の疾病予防、抗酸化作用が期待されています。
★特に多い果物>>かき、キウイ、いちご、かんきつ類、クリ、パイン
・カリウム:血圧を下げる作用あり。水に溶けたり加熱で焼失するので、生でそのまま食べられる果物でとるのは効果的。
★特に多い果物>>クリ、バナナ、メロン、キウイ等
・ビタミンE:血流改善や抗酸化で注目されています。
・ビタミンA:骨の健康に役立つということで注目されています。
栄養素充足率という面で考えると、(100gあたり)
キウイがおすすめ。
特に、黄色い果肉のキウイはビタミンCが多く、
緑色の果肉のキウイは食物繊維が多いそうです。
次点で、いちご、バナナ、柿
その次が、みかん、メロン、レモン、ブルーベリー
となっています。 
フルーツを選ぶ際には、
「どんな栄養素を期待しているか」
を意識すると、面白いと思います。
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