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2015.05.02

ヨーグルトを食べると糖尿病リスクが下がる

「ヨーグルトって健康に良いような気がするのですが、大丈夫ですか?」

「乳製品はカロリーが高いと聞きましたが?」

こんな相談がありました。そこで、早速調べてみますと・・・

英ケンブリッジ大学の研究チームが、

「ヨーグルトや低脂肪の乳製品を週に4~5回食べると、2型糖尿病を発症するリスクが24%低下する」という研究を発表しました。

イギリス在住の男女3,500人を11年間、調査したところ、

22%にあたる753人が2型糖尿病を発症しましたが、(結構多いです・・・)

ヨーグルトや低脂肪のフレッシュチーズやカッテージチーズなどの乳製品を食べていた人たちは、

全く食べていない人たちと比べて糖尿病を発症した割合が24%低かったそうです。

低脂肪の乳製品を種類別に調べたところ、

ヨーグルトのみを食べていた人で、糖尿病リスクは28%低下したそうです。

具体的には、カップ入りヨーグルト(120g)を平均で週4.5個食べていたそうです。

理由として、ヨーグルトには腸内で非常に有効な働きをする善玉菌(プロバイオティクス)や、ビタミンKが含まれており、糖尿病のリスクを下げる作用があるのではと考えられています。

ビタミンKは、緑黄色野菜や海藻類、緑茶などに多く含まれているほか、腸内細菌によっても合成され、発酵食品であるヨーグルトやチーズ、納豆に多く含まれています。

またヨーグルトには、カルシウムやマグネシウム、ビタミンDなど、有用な栄養素も含まれています。

但し、糖尿病のリスク低下との関連がみられたのは、乳製品の中でも低脂肪製品に限られており、

糖分を加えてあったり、牛乳や高脂肪のチーズなどでは糖尿病リスク低下の効果はみられなかったそうです。

なお、間食としてポテトチップの代わりにヨーグルトを食べていた人では、糖尿病リスクは47%低下したそうで、間食をヨーグルトに置き換えるだけで、糖尿病の発症リスクを半分に下げることができるとしています。

結論的には、「砂糖なし・低脂肪のヨーグルト」がお勧め、となります。

個人的には、「納豆」でも良いのではと思いますが、外国の論文で「納豆」が評価されることは無いでしょうネ・・・ 

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