「お酒」と「たばこ」の可否について、よく質問を受けます。
「たばこ」は流石に肯定派の方は減っていると思いますが、「お酒は適量なら健康によい」というイメージがあります。実際、どれくらいならお酒は飲んでも大丈夫なのでしょうか?
1. 血圧とお酒の関係
お酒を飲むと、一時的に血圧が下がりますが、長期的には高血圧の原因となることがわかっています。
これは、飲酒量に比例することがわかっています。お酒の種類はあまり関係ないようです。
2. 心臓とお酒の関係
お酒は、不整脈や心肥大、心不全の原因になることがあります。
3. 脳とお酒の関係
お酒は、血が固まりにくくなるため、脳出血の原因となることがあります。
4. 消化器とお酒の関係
飲み過ぎにより、肝臓や胃腸を痛めることがあります。
しかし、プラスの面もあります。適量のアルコールは、
1. 心筋梗塞や狭心症の予防に有効
2. 脳梗塞の予防に有効
3. 動脈硬化の予防に有効
という、データがあります。
結論的には、適量ならよいということになります。
適量とは、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル1杯 になります。
この量を守れそうですか?