「寝る前に食べると太る!」
というのは、皆さん聞いたことがあると思います。
イスラエル・テルアビブ大学が発表した論文では、2型糖尿病患者において、
朝食が高エネルギー(約700kcal)で、夕食は低エネルギー(約200kcal)の食事と、
夕食が高エネルギーで、朝食は低エネルギーの食事と、比較を行いました。
その結果、総エネルギーが同じであっても、朝食で高エネルギーを摂取するほうが、1日の総食後高血糖が有意に低下し、インスリン(血糖を下げる)、tGLP-1(インスリン分泌を促進する)も上昇しました。
以上から、このような食事が糖尿病患者に有益である、とのことです。
同じことが、肥満の治療にも応用できそうです。
総エネルギーが同じでも、朝多く食べたほうがよいということが科学的に証明されたと思います。
帰宅が遅いため、食べてすぐ寝てしまう生活をされている方は、
思い切って、帰宅後はすぐ寝て、翌朝に夕食を食べてみては如何でしょうか?