Medical Tribuneの記事から、先日発表されたUCLAの論文によりますと、
「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の女性では、OSAの男性よりも脳の全体的な損傷度が大きい」
との研究結果が出たそうです。
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)とは、睡眠中に上気道が閉塞して呼吸が止まるもので、そのたびに酸素が低下するため、全身の細胞が損傷を受けます。未治療のまま放置すると、高血圧、脳卒中、心不全、糖尿病、うつなどの病気を引き起こすことがあります。
今回の研究は男女で比較したもので、女性が受ける影響は男性より大きく、同等の条件下では男性より女性の方が損傷度が大きいこと、特に意志決定や感情調節に関わる領域が影響を受けること、うつや不安症状が強いこと、がわかりました。
以上から、女性はより早期から治療が必要だと指摘しています。
単なるいびき、と放っておかないほうがよさそうですね。