職場でもメンタル疾患、とくにうつ病が増えています。
うつ病が疑われた場合は、早期に休職することが第一ですが、難しいのは、職場復帰の方法と言われています。
今回は職場復帰への手順やポイントを述べてみます。
1) 生活リズムを戻す
多くの場合、休職中は生活リズムが乱れ、夜が遅くなったり、朝が早くなったり、遅くなったりしがちです。
そのため、まず、決まった時間に起きたり、寝たりするように意識します。
2)体力づくり
休職中は家でゆっくりされていることが多いですが、復職すると、通勤や仕事、ストレスと戦わなければなりません。これが以外と体力を必要とします。
そのため、散歩などの運動を積極的に行ってもらいます。実際に朝定時に起きて、会社前まで通勤してもらい、しばらく散歩してから自宅へ帰るといったことが効果的でしょう。
3)頭を仕事モードにする
仕事から離れていますから、仕事に関する書類や本を呼んだり、事務作業を行ってみます。自宅で行わず、近隣の図書館などで行うのが効果的です。実際に仕事が始まると3時間~7時間は拘束されますので、図書館で同じ位の時間を過ごすように練習します。
最近では、図書館だけでなく、病院や専門施設で同様の職場復帰援助プログラムを行ってくれる所がふえているようです。
4)仕事にふれる
ここまで来ますといよいよ職場復帰は近いです。会社に行って、上司に会うのもよいでしょう。この時、仕事へ復帰したときに役立つ資料をもらって帰るとよいでしょう。上司もきっと心配していますから、会って話することは大切です。上司も任せる仕事量を考慮しやすいと思います。
以上のことを焦らず、数ヶ月単位で行っていきます。復職したけど、またすぐ休職することは避けなければなりません。
焦らず行いましょう。