当院では肥満外来を行なっており、「減量したい」という方が多く受診されます。
ところが、
「あなたはなぜ痩せたいのですか?」
という質問に明快に答えて頂けない方が以外とおられます。
「周囲に痩せるよう言われたから」
「いや、なんとなくまずいかなと思って」
もちろん、それはキッカケとして結構なのですが、
「ダイエット」という辛い行動を続けていくためには、
明確な「夢」があるほうが継続率が上がります。
私的には、
「痩せる」は「手段」であって、「目的」ではない。
と考えています。
「痩せてどうなりたいのか」
「痩せたあなたは何をしているのか」
が明確にイメージできる人とそうでない人では、自ずと結果が変わります。
「スリムになってカッコよくなりたい」(俳優の◯◯さんのように・・・)
「来てみたい素敵な洋服がある」
「憧れの人をデートに誘いたい」
「ハワイの海岸でビキニになりたい」
は、もちろんOKですし、
「生活習慣病・腰痛や膝痛を改善して、これからも元気にゴルフを楽しみたい」
も重要な目標だと思います。
ダイエットに挫けそうな方は、是非
「痩せたあなたはどこで何をしていますか?」
「誰と何を話していますか?」
「周囲の人は何と言っていますか?」
「どんな気持ちですか?」
など、痩せた自分をリアルにイメージする習慣をつけると、続けやすいと思います。