種々の生活習慣病に対して、運動療法が大切であることはわかっていますが、加齢に伴う筋力低下や肥満、関節痛などを持つ方はどうすればよいのか、が問題となっています。
先日行われた、日本体力医学会で興味深い研究結果が報告されました。
①他動的運動機器にてインスリン感受性が向上
商品名「ジョーバ」「らくらくウォーク」「シェイキングボード」の3種について、継続的に行ったところ、インスリン感受性が向上が認められました。効果は「ジョーバ」より「らくらくウォーク」が優れていたようです。インスリン感受性は特に糖尿病の方に大切ですが、メタボの方にも有用と思われます。
他動的でも運動は有用と考えてよいようです。これならTVを見ながら楽に続けられそうですね。
その他、学会では、
「血糖コントロールが悪い人ほど筋肉量が少ない」との報告もあり、やはり運動は大切ということでした。
思うに、「運動しない」→「肥満」→「運動したくても出来ない」という悪循環になることが要因の一つと思われますので、
逆に、「少しの運動」→「筋力がついてくる」→「より楽になる」のサイクルにすべく、少しの運動から始められるのがよいかと思います。
まずはウォーキングから、可能であれば、自転車こぎ、ステップ昇降を1回20分、週3回から始められてはどうでしょうか。