第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶連菌咽頭炎、手足口病、水痘、流行性耳下腺炎の順でした。
感染性胃腸炎は微増、A群溶連菌咽頭炎はやや増加傾向です。手足口病は大幅に増加しており、4週連続で増加しています。水痘はやや減少、流行性耳下腺炎はやや増加傾向です。
また昨年秋頃から、伝染性紅斑(りんご病)が増加してきています。伝染性紅斑は4~6年の周期で流行し、前回の流行は2007年でした。伝染性紅斑は例年夏頃に流行のピークを迎えるため、夏に向けて注意が必要です。
<伝染性紅斑>は、風邪症状ののち特徴的な発疹(りんごのような頬の紅斑や四肢の網状紅斑)が出現する病気で、風邪症状の時に感染します。妊婦さんが感染すると胎児に悪影響を及ぼすことがあるので、妊婦さんは発熱などの初期症状のある子供さんには近づかないようにしましょう。