当院では、血管年齢測定や頚動脈エコー検査を用いて、「動脈硬化」を評価しています。自分では健康だと思っていた方が、意外と動脈硬化が進んでいたりすると、びっくりされることが多いです。
さて、「動脈硬化」と言われたら、どうすればよいのでしょうか。
どういう人が動脈硬化になりやすいのでしょうか。
・高血圧・糖尿病・高脂血症、善玉が少ない といわれた方。
・肥満、喫煙、ストレスの多い方。
・年齢(男性は45歳以上、女性は55歳以上)。
・家族・親族に狭心症・心筋梗塞・脳卒中を起こした人がいる。
などが挙げられます。
どうすればよいのでしょうか。
まず、生活習慣を見直しましょう。
・食事内容に気をつけましょう。
・毎日の運動を心がけましょう。
・禁煙をしましょう。
・ストレスの解消をしましょう。
・定期的に検査を受けましょう。
・自己判断で内服を中断してはいけません。
具体的な目標としては、
<食事>
・3食をバランスよく食べる。
・塩分に気をつける。
・主食は肉より魚や豆腐類を多くする。
・てんぷらなど揚物を控える。
・緑黄色野菜や海藻、キノコなど食物繊維を多くする。
・インスタント食品や加工品を減らす。
<運動>
・毎日30分目標に歩く。
・休みの日はゴロゴロせず外出する。
・できるだけ階段を使う。
<飲酒>
・週2日以上の休肝日を作る。
<ストレス>
・お気に入りのストレス発散を行う。
・睡眠を十分とる。
<服薬>
・飲み忘れをしない。
などでしょうか。
できることから、コツコツと行いましょう。