特に寒くなってくると、夜間たびたびトイレに行きたくなるトラブルが増加します。高齢になとさらに増加する傾向にあります。
原因としては、主に、
・夜間多尿
・膀胱容量の減少
・睡眠障害
が上げられます。
「夜間頻尿」とは、夜間尿量が一日総量の1/3以上になることですが、夕方以降に水分を取りすぎるために起こることが多いです。「内科で寝る前に水分を取るよう勧められた」という方は多いのですが、最近では寝る前にあまり水分を取る必要はないというデータが出ています。
「膀胱容量の減少」は、膀胱に少ししか尿が貯められなくなることで、前立腺炎・膀胱炎・過活動膀胱など膀胱が過敏になるため起こると言われています。病気に応じたお薬を処方してもらいましょう。
「睡眠障害」は、種々の理由で眠りが浅いため目がすぐ覚めてしまい、そのつど気になってトイレに行くものです。
まず、水分の取りすぎに気をつけたり、よく眠れるように環境を整えたりして、改善されない場合はかかりつけ医に相談しましょう。