当院では種々のワクチン接種を行っております。
※必ず事前にご予約下さい。(ワクチンは常備しておりません) 電話:06-6836-6262
※キャンセルはご遠慮下さい(日時の変更はできます)。(ワクチンは生ものです。使用期限があり返品できません)
(対象年齢ではない場合でも、任意接種で可能です)
・結核(BCG)
・四種混合(DPT-IPV)、二種混合(DT)
・麻疹・風疹(MR)
・日本脳炎
・ヒブ
・小児、肺炎球菌(~9才)
・子宮頚癌
・ポリオ(不活化)
・水痘
・B型肝炎
・大人用肺炎球菌(65歳以上)
麻しん風しん混合ワクチン | 9,420円 |
ムンプス(おたふく)ワクチン | 5,760円 |
水痘(水ぼうそう)ワクチン | 8,370円 |
A型肝炎ワクチン | 7,340円 |
B型肝炎ワクチン | 5,810円 |
肺炎球菌(成人)ワクチン | 7,340円 |
破傷風ワクチン | 3,140円 |
BCG | 5,240円 |
シングリックス(帯状疱疹ワクチン、50歳以上) | 22,000円 |
※麻しん単体、風しん単体のワクチンは製造中止になりました。
※9価の子宮頚癌ワクチン(シルガード9)は、現在取り扱っておりません。
※令和元年10月以降の価格に改定しました。
「日本小児科学会」から、推奨スケジュールが発表されています。
http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/vaccine_schedule.pdf
なお、不活化ワクチンの接種後は1週間、生ワクチンの接種後は4週間空けて次のワクチンを接種して下さい。
受付での混雑が予想されますので、あらかじめ説明文をお読みになり、予診票にご記入のうえ持参していただけると助かります。
(65歳未満の方用です。65歳以上の方は別の予診票になります)
ワクチン接種再開のめどがたたないため、終了といたします。
ご希望の方は、集団接種をご利用ください。
ご迷惑をおかけしますがご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
※小児(5歳~11歳)へのワクチン接種は行っておりません。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、多くの人が子供の時に感染する、水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。
水痘が治った後も、90%以上の人でウイルスは体内に潜伏するため、ほとんどの成人が帯状疱疹になる可能性があり、80歳までに3人に1人が発症します。
免疫力は年齢と共に低下するため、50歳代から、(特に70歳代から)発症しやすいと言われています。
症状としては、体の片側の一部にピリピリした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹が出てきます。
痛みは徐々に増していき、夜も眠れないほど激しい場合もあります。
皮膚症状治癒後も痛みが続くことがあり、3ヶ月以上痛みが続くものを「帯状疱疹後神経痛(PNH)」とよびます。
「刺すような痛み」、「焼けるような痛み」と表現され、数年にわたり痛みが改善しないこともあります。
帯状疱疹後にPNHに移行した割合は50歳以上で19.7%、80歳以上では32.9%。
ワクチンで発症を抑えることが期待できます。対象は50歳以上となります。
新しいワクチン(シングリックス)が発売されました
従来のワクチンと簡単に比較しますと、
水痘ワクチン(従来型)
長所:接種回数は1回、値段が安い(8370円)。
短所:予防効果は50歳以上で50%、60代で64%、70代で41%、80歳以上で18%。(講演会の資料より)
持続期間が短い(5年を超えると50%有効性が低下します)。
シングリックス(新製品)
長所:予防効果が高い(50歳以上で97%、70歳以上で98%)、
持続期間が長い(10年以上)
短所:2回接種が必要、値段が高い(1回が22000円)。痛い。
10/18、10/22:加筆
本年度の接種期間は、10月18日(月)から年末まで、を予定しています。
本年度はワクチン供給が例年の7割しかありません。
当面、当院に受診歴がある方(診察券をお持ちの方)に限らせて頂きます。
また、13歳未満の方の2回目の確約は出来かねます。ご了承ください。
9月27日より、予約受付を開始いたします。お電話・窓口にて、ご予約ください。
なお、新型コロナワクチンの前後2週間は、他のワクチンが接種できません。
接種間隔の間違いを防ぐため、接種当日は新型コロナワクチンの接種済証をご持参ください。
よろしくお願いいたします。
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料金:
3才以上 3,600円、3才未満 3,100円。
65歳以上 1,500円(吹田市・摂津市在住の方)、無料(豊中市在住の方)
65歳未満の方の予診票は下からダウンロードできます。
(混雑が予想されますので、あらかじめ説明文をお読みになり、予診票にご記入のうえ持参していただけると助かります)
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13才未満は2回接種となります。
子供さんは10月中旬と11月中旬に2回接種、
大人は11月中旬に接種すると12月から4月までカバー出来ますので、お勧めです。
なお、ワクチン製造過程で鶏卵を用いるため、卵アレルギーの方はご注意下さい。
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9/21、10/7追記
「高齢者肺炎球菌ワクチン助成」のはがきが届き、多数の問合せがあります。
そこで、当院での方針をまとめてみました。(諸説がありますので、あくまで当院での方針です)(令和元年5月現在)
Q1. なぜ高齢者に肺炎球菌ワクチンが必要なのですか?
A1. 肺炎は2011年以降、日本人の死因の3位となっています。この肺炎による死亡者の95%が65歳以上であること、肺炎の原因菌として肺炎球菌の率が約30%と最も高いことから、65歳以上の肺炎球菌ワクチン接種が推奨されています。
Q2. 5年ごとになっているので、今年は止めて、5年後に受けようと思いますが?
A2.今まで平成26年度から5年間の経過措置として、5歳刻みの方に定期接種を行っていました。
この度、国の制度改正に伴い経過措置が延長され、平成31年度から更に5年間、未接種の方で5歳刻みの方を、再度定期接種の対象とするとなりました。
なので、5年後には助成が受けられない可能性が高く、今のうちに接種されることをお勧めします。
(費用が気にならない方はこの限りではありません)
ちなみに、米国では、「ワクチン接種年齢が高くなるにつれ、有効性は低くなり、効果の減衰も早くなる傾向がみられた。」というレポートもあり、接種するなら早いほうがいいかもしれません。
Q3. 費用はいくらですか?
A3. 当院ですと、自費で受けると7200円。助成を受けると2000円になります。
(自費の価格はクリニックにより変わります)
Q4. 前回接種して5年経ちました。再度接種しないといけないですか?
A4. 実は、5年後でも抗体は約8割残っているというデータがあります(もちろん個人差はあると思いますが)。
以前は「一生に1回」と説明していました。(海外でも、1回のみの国は多く存在します)
なので、「接種しないといけない」というより「接種しても良い」というイメージを個人的には持っています。
「8割しかない」「8割に減ったことが気になる」という方は、再度接種をお勧めします。
(なお、2回目以降の場合は助成の対象外となります)
特に大阪では、はしか(麻疹)の流行が報道され、連日多数の方から問合せがあります。
そこで、当院での方針をまとめてみました。(諸説がありますので、あくまで当院での方針です)
まず、母子手帳やご両親から、罹患歴・予防接種歴をご確認の程、お願いします。
<結論>:
昭和53年以前生まれ(41歳以上):
罹患歴あり=接種不要。
不明=1回接種を推奨。
昭和54年~平成2年生まれ(29~40歳):
罹患歴あり=接種不要。
1歳以上で1回あり=2回目の接種を推奨。
接種歴も罹患歴もない、もしくは不明=1回目を速やかに施行。3-4年あけて2回目を推奨。
平成3年以降生まれ(28歳以下):
罹患歴あり、もしくは2回接種歴あり=接種不要。
1歳以上で1回あり=2回目の接種を推奨。
接種歴も罹患歴もない、もしくは不明=1回目を速やかに施行。3-4年あけて2回目を推奨。
<定期接種の変遷>:
1966年(昭和41年):予防接種が開始(任意=希望者が有料でできる)
1978年(昭和53年):定期接種が開始(=市から通知あり、無料でできる)
1990年(平成2年):定期接種が2回に増える。(95%をより確実にするため)
<根拠>:
1978年(昭和53年)以前に生まれた方(41歳以上)は、
ワクチン接種歴がない可能性が高いですが、逆にこの時代は予防接種を受けている人が少ないため、周囲に麻疹患者がおり、感染力も強いため、まず罹患していると考えられています。
(実際、統計的にも抗体を持つ方がほとんどだったと言われています)。
昭和54年~平成2年生まれ(29~40歳)の方は、
定期接種が1回の世代で、抗体がある方と無い方が混在しています。現在は2回接種推奨ですので、トータル2回を目指します。
平成3年以降生まれ(28歳以下)の方は、
定期接種を2回受けているはずなので、ほぼ抗体はあると考えられています。もし2回接種を受けていない場合は、トータル2回を目指します。
<麻疹ワクチンについて>
・1回の接種で、有効性は約95%、持続期間は20-30年と言われています。
・現在は抗体価にかかわらず、2回接種が推奨されています。
・但し実際に感染した場合は、予防接種よりはるかに強い免疫を得るため、2回目は不要です。
・妊婦、免疫抑制状態の方は接種できません。
・現在、麻疹単体のワクチンは製造していないため、麻疹風疹混合ワクチンとなります。
現在、メディア等で報道されておりますが、沖縄県を中心に麻しん(はしか)が流行しています。
当院も、連日「麻しんワクチン」についての問合せをいただいております。
沖縄県のホームページに、「麻しんのQ&A」が掲載されており、
どのような方にワクチンが必要か、等の記載があります。
ご参考にしていだだき、必要性をよくご検討のうえ、お申し込みください。
当院では、現在「麻しん」単体ワクチンは入手できません。
「麻しん風しん」混合ワクチンは、若干数入手できます。(品切れになり次第、終了になります。)
当院では、ワクチンの常備をしておりません。メーカーの在庫確認が必要になりますので、必ずご予約下さい。
(土曜日はメーカーが営業しておりませんので、在庫確認・発注ができません)
よろしくお願いいたします。
今月より、高齢者肺炎球菌ワクチン・1-3歳児の水ぼうそうワクチンの定期接種が始まります。
<高齢者肺炎球菌ワクチン>
★平成26年度の対象者(平成27年3月31日まで)
(1)平成26年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方と101歳以上の方
※平成26年度の対象者は平成27年3月31日までに予防接種を受けましょう。
※上記の平成26年度の対象者には、9月下旬頃個別通知(圧着はがき)を送付されます。
※すでに肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがある方は対象外となります。
<水痘ワクチン>
対象者:生後12月から36月に至るまでの間にある人(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日まで)
接種回数:2回接種
標準的な接種期間:
1回目:生後12月から15月に達するまでの期間
2回目:1回目の接種終了後3月以上、標準的には6月から12月までの間隔をおく
特例措置: 平成26年度(平成26年10月1日から平成27年3月31日まで)に限り、経過措置として、生後36月に至った日の翌日から生後60月に至るまでの間にある人(3歳の誕生日の当日から5歳の誕生日の前日まで)も対象となり、1回接種となります。ただし、今までに1回も接種したことがない方が対象となります。
対象者には、通知はがきが送付されます。 詳細は吹田市のホームページをご覧下さい。
今般の風しんの全国的な流行を受けて、吹田市では「緊急風しん予防対策事業」として、平成25年5月13日(月)から平成25年9月30日(月)までの間、風しん予防接種に係る費用の一部を公費助成します。
上記の期間中に、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)又は風しん単独ワクチンを接種された方は、申請に必要な書類を添えて保健センター又は保健センター南千里分館までご申請ください。(郵送による申請も可能です。)
なお、助成の対象となる方、申請手続きなどの詳細については、吹田市のホームページをご確認ください。
いよいよインフルエンザのシーズンとなってきました。
インフルエンザの出席停止期間については、いろいろ混乱がありました。
現在の学校保健安全法では、「発熱した後 5 日、かつ解熱した後 2 日(幼稚園児、保育所児は 3 日)を経過するまで」が、出席停止の目安となっています。
「発熱した後5日」については、「症状が出た日の翌日を第1日目として数える」となっています。
例えば、水曜日から発熱した場合は、翌日の木曜が第1日目となりますので、登校可能になるのは翌週の火曜日となります。
抗ウイルス薬によって早期に解熱した場合も感染力は残るため、発症 5 日を経過するまでは欠席が望ましく、咳嗽や鼻汁が続き、感染力が強いと考えられる場合は、さらに長期に及ぶ場合もあります。ただし、病状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認められた場合は、その限りではない。 となっています。
休みが長くて退屈かもしれませんが、ゲームセンターに行ってインフルエンザを広めたりしないよう、注意しましょう。
子宮頚癌ワクチンであるサーバリックスについて、
「予防接種をうっかり忘れていました」
「予防接種を受けようと思っていたが、体調が悪い」
「ワクチンの助成が受けられなくなるので時期をずらしたい」
という相談を時々頂きます。
先日サーバリックスの添付文書が改訂され、
「やむを得ず接種間隔の変更が必要な場合は、
2回目の接種は1回目の接種から1~2.5ヶ月の間で、
3回目の接種は1回目の接種から5~12ヶ月の間で調整すること」
となりました。
「やむを得ず」ですので、0、1、6ヶ月後に3回接種を順守いただくようお願い致します。
最近になり、以前なかったヒブや肺炎球菌などのワクチンが増えてきました。加えて、おたふくや水ぼうそうなど、任意接種もあります。
お母さん方から、「どの順番でワクチンを接種すればよいですか?」という質問をよく頂きます。
どの順番でワクチン接種するかというのは、その時点でどのような病気が流行っているか、などによるとは思うのですが、
「日本小児科学会」から、推奨スケジュールが発表されたので、参考にして頂けたらと思います。
http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_110427.pdf
結構、忙しいですね・・・
なお、不活化ワクチンの接種後は1週間、生ワクチンの接種後は4週間空けて次のワクチンを接種して下さい。
今年2月から子宮頚癌のワクチンの助成が始まりますが、
子宮頚癌のワクチンについてのお問い合わせが増えています。
そこで、ワクチンについて簡単に説明しますと、
・子宮頚癌は20-30代で急増。年間15000人が罹患、3500人が死亡。
・子宮頚癌患者ではHPV(ヒトパピローマウイルス)16型・18型の検出率が高く、20-30代では80-90%で検出される。ワクチンは、このHPV 16/18を予防する。
・HPVは性交渉により感染。
・HPVに感染しても90%は自然に排出されるが、免疫が出来にくいため繰り返し感染し、数年~数十年かかって癌になる。
・ワクチンは3回接種(0、1、6ヶ月後に3回筋注)することで充分な抗体価が得られ、癌発症を90%以上予防できる。効果は20年以上維持する。
・小児(10-15y)に接種した場合、成人(20-25y)より高い抗体価が得られるため、海外では12歳前後が推奨されている。
・但しそれ以上の年齢でも、新規感染は防げるので意味がないことはない(すでに感染している分には効果がない)。10歳以上45歳以下が推奨。
・全てのHPVを予防できないので検診は必要。
・副作用がほぼ必発(発赤・腫脹・疼痛)
となります。
ワクチンと検診を併用することで、かなりの効果が期待出来そうですね。