禁煙外来のご案内

吹田市・南千里の岡島内科クリニックでは、禁煙外来を行っています。

禁煙外来なら、あなたにもできる!

禁煙は大切だと思ってはいるけれど・・・

吹田・南千里の岡島内科クリニックでは、禁煙外来を行っております。

禁煙は、「重要」かつ「緊急性が高い」健康上の課題です!
喫煙は、がんや動脈硬化の原因となります。
また、糖尿病やメタボになりやすくなります。

太っている原因は喫煙かも! 

 

たばこの害を知ろう

  たばこの害は、肺がんをはじめとして、咽頭がん、食道がん、胃がんなど多くのがんや、脳卒中、虚血性心疾患歯周病、さらには生まれてくる子供への影響など、数え上げればきりがないほどです。たばこの害は、吸う人はもちろん、吸わない人にもおよびます。(肺がんになる危険度が約2倍に)

  たばこが健康に悪いと思っていながらもやめられないのは、たばこはニコチン依存と心理的依存の2種類の依存を生むからです。
・ニコチン依存:たばこ煙に含まれているニコチンという依存性薬物への依存。
・心理的依存:たばこを吸うことが日常生活の中に組み込まれ、習慣化した状態の依存。

 

禁煙で得られる健康メリット

数日で  :味覚、嗅覚が鋭敏に。

1-2ヶ月で:咳、痰、ゼイゼイが改善。

1年で  :COPDの患者さんの肺機能が改善。

2-4年で :心臓病のリスクが、かなり低下。

10-15年で:喉頭がんのリスクが、60%も低下。

10-19年で:肺癌のリスクが、70%も低下。

20年で   :口腔がんのリスクが、非喫煙者と同じに。

 

禁煙で得られる金銭メリット

1日1箱400円で計算しますと、

2ヶ月で2万4千円:服が買えます。

1年で14万6千円:家電が買えます。

5年で約73万円:家族で海外旅行へ行けます。

10年で約146万円:家をリフォームできます。

15年で約219万円:新車を買えます。

 

実感できる禁煙の効果

・咳や痰が止まった。呼吸が楽になった。息切れしなくなった。

・胃の調子がよくなり、食欲が出てきた。

・衣服や部屋がたばこ臭くなくなった。口臭がなくなった。

・肌の調子がよくなった。肩こりがなくなった。  など

 

■あなたのニコチン依存度をチェックしてみよう

喫煙と糖尿病

禁煙と糖尿病は、一見関係ないように見えます。

しかし最近発表された論文によりますと、

1)喫煙は糖尿病患者のインスリン抵抗性を悪化させる。

インスリン治療を行っている患者さんについて、喫煙者は禁煙者よりもインスリンが15~30%多く必要と言われています。

また、喫煙はインスリンの皮下吸収を遅らせます。

2)糖尿病の喫煙者では総死亡や心血管死亡のリスクが高まる。

一般的に喫煙により総死亡率が上昇しますが、糖尿病では非糖尿病の人よりも、そのリスクがさらに上昇するとされています。

糖尿病男性患者において、非喫煙者に比べ、喫煙者の総死亡リスクは1.45倍上昇するデータもあります。

3)喫煙は腎障害を悪化させる。

糖尿病患者において喫煙者では腎障害を有する頻度が非喫煙者の4.5倍にのぼるデータがあります。

4)喫煙はその他の糖尿病合併症も進展させる。

糖尿病による神経障害や網膜症についても、同様に発症リスクが高まることが報告されています。

5)喫煙により糖尿病の発症リスクが高くなる。

今糖尿病でなくても、喫煙は糖尿病の発症リスクを1.44倍上昇させることが報告されています。

いかがでしょうか。

糖尿病・糖尿病型と言われた方は、この機会に是非、禁煙をご検討頂ければと思います。

本当はこわい、COPD

COPDとは

・たばこで生じた肺の慢性炎症。進行性の気流の閉塞のため、徐々に生じる呼吸苦や慢性の咳痰が特徴。

 

罹患率が高く、症状に乏しい

・60才以上の30%、禁煙希望者の1/3がCOPD。 

・症状に乏しく、多くの人が重症になってから受診。

・COPDと喘息は似ているが、合併例も多い。

・レントゲンやCTでわからないことがあり、日本では診断率が低い。

・簡単な特徴は「急いで息が吐き出せない」。

 

多彩な合併症、特に肺癌

・COPD患者は軽症から活動性が低下。認知症と間違うケースも。

・COPDに心不全などの心疾患、脳卒中、肺癌の合併が多い。

・COPDは肺癌になるリスクが10倍、肺癌患者の50-80%にCOPDが合併。

COPDという病気の認知度が低く、症状が乏しいため、重症化してから受診するケースが多いです。しかし、重症化してしまうと、有効な治療法がなく、在宅酸素などを行う必要が出てきます。また、肺癌になる可能性が増加します。

 

   当院でも禁煙外来を行っておりますので、禁煙がてら、簡単なCOPDの検査をぜひお勧めします。軽症のところから治療を行えば、重症化を防げ、好きなゴルフも続けられますよ。

今、禁煙外来をおすすめする理由

1)保険が使えるようになったこと。(若干の条件があります)
以前は全額自己負担だったため、7万円位かかりましたが、今は1万8千円ほどになりました。(3割負担の場合、3ヶ月間・薬剤代込み。)
1500円/週になりますから、たばこ1箱400円として週4箱に相当します。
 
2)楽に禁煙できます。
ニコチンを含まない、飲み薬が発売されました。
パッチやガムより禁煙の成功率が高まります。

当院は、禁煙治療に保険が使用できます。

飲み薬も採用しており、楽に禁煙できます。

禁煙外来は曜日に関係なく、毎日行っております。

 いつでも思い立ったら、ぜひ一度お越しください。

 


禁煙に大切なこと

おかげさまで、累計300名以上の方が当院の禁煙外来を受診されました。

今までの禁煙外来の中で、私が大切だと思うことをここにまとめてみます。

1)まず、禁煙に興味をもつ。

未だ多くの方が喫煙されており、肺癌や肺気腫、生活習慣病などの病気予防に禁煙をお勧めするのですが、「また今度」と理解いただけない方が多いです。長くなるので割愛しますが、禁煙によるメリットをぜひ知って頂きたいと思います。

 

2)目的を明確にする。

当院での統計をみますと、初回以降来られなくなった方が以外と多いことに驚きます。禁煙は確かに辛いことなので、なんとなく禁煙を始めてしまうと途中で挫折してしまうのかもしれません。なぜ禁煙しようと思ったのか、常に目標を確認することが大切だと思います。

 

3)禁煙に失敗しても諦めない。

当院での統計をみますと、禁煙成功率は60%位です。禁煙できていても、「1本位なら大丈夫」と、つい気軽に吸ってしまう方が多いようです。一回で禁煙が成功する方は少なく、何回か禁煙をトライして止められる方が多いことを知って欲しいと思います。「やっぱり止められない」と思わないで、是非何回もトライしましょう。

禁煙外来 Q&A

○禁煙を始める前に・・・

Q、意志が弱いので、禁煙できるか不安です。

A、禁煙する前は誰でも不安になるものです。しかし禁煙が難しいのは、意志が弱いからではなく、ニコチン依存症(いわゆる中毒)になっているからです。今回は禁煙の薬とカウンセリングによる治療を行いますので、一緒にがんばりましょう。

 

Q、以前、禁煙に失敗したことがあるので、うまくいかない気がします。

A、禁煙は経験すればするほど上達します。

何回もチャレンジして、禁煙に成功する人は多いです。

お酒を飲む場などで、つい、禁煙中に吸ってしまうことはよくあることです。吸ったからといって失敗ではありません。大切なことは、今すぐに禁煙に戻ることです。

 

Q、禁煙するとストレスがたまって、禁煙できませんでした。

A、禁煙によるストレスが予想される場合は、その対処法をあらかじめ考えておきましょう。例えば、気持ちの持ち方を変える、しばらくは仕事を少し減らす、家族や友人に相談する、などがあります。また、音楽やスポーツ・映画鑑賞・食事や香りを楽しむなど、気分転換やストレス解消に役立つことを見つけてやってみることもいいと思います。深呼吸は、ストレスを感じた時にすぐにできるのでお勧めです。

 

Q、市販のニコチンパッチを使いましたが、禁煙できませんでした。処方薬のニコチンパッチでも同じ結果になるのではないですか。

A、医療機関から処方されるニコチンパッチは、市販のニコチンパッチよりもサイズが大きいもので、ニコチン依存度が平均以上の方にはサイズが大きいものが必要な場合が多いようです。また、医療機関の禁煙外来では薬の処方のほかに禁煙のためのカウンセリングが受けられますので、是非禁煙外来を受診されることをお勧めします。

 

Q、一気にタバコをやめるのがよいですか、それとも時間をかけて徐々に本数を減らした方がよいですか。

A、どちらが自分に合うか相性があると思いますが、当院では一気に止めることをお勧めしています。理由として、

①禁煙に成功した多くの方は、一度にタバコをやめる方法(断煙法)を用いていること、

②徐々に減らす方法(減煙法)は、断煙法に比べ長い期間ニコチンの離脱症状に苦しむことがあること、(特にニコチン依存度の強い喫煙者)

③本数は減っても、なかなか禁煙に踏み切れない状態になること、

が上げられます。

 

Q、禁煙後どのような離脱症状が出ますか。

A、禁煙後の離脱症状としては、とてもタバコが吸いたい、気分の落ち込み、イライラ、不安、集中できない、食欲が増す、頭痛、便秘、口腔内の潰瘍などがあります。もちろん、全ての症状が出現するわけではありませんし、その程度はさまざまです。これらの多くは4週間ほどで消失しますが、4週間以上続くこともあります。

○禁煙外来とは(内服編)

Q、禁煙外来とは何ですか。

A、喫煙は「ニコチン依存症」という立派な病気です。中には根性で止められる方もおられますが、今の時代は内服やパッチ剤で楽に禁煙できるようになりました。

 

Q、ニコチンとは何ですか。

A、脳には、「ニコチン受容体」というものがあって、たばこを吸うとニコチンが受容体に結合し、快楽物質(ドパミン)を放出します。喫煙するのは、その快楽物質が欲しいからと言われています。

 

Q、チャンピックスとは何ですか。

A、禁煙の内服薬です。この薬の作用は大きく2つ。

1)ニコチン受容体に結合して、少量のドパミンを放出します。= 禁煙時のイライラが少し改善します。

2)ニコチン受容体に結合して、ニコチンの結合を邪魔します。= 喫煙してもドパミンが放出されない = おいしくない。

= 喫煙しても楽しくないので、興味がなくなる。

 

Q、チャンピックスの飲み方は?

A、1錠、2錠、大きい錠剤と徐々に増えます。飲み始めの1週間は喫煙してもOKです。8日目から止めて下さい。

 

Q、チャンピックスの副作用は?

A、主に吐き気と便秘です。必ず食後に水多めで内服して下さい。

徐々に慣れると言われていますが、症状がきつい場合はご相談下さい。

なお、うつ病の方は症状がひどくなることがあります。また眠気やめまいの可能性があり、自動車の運転は控えて下さい。

 

Q、日常生活で気をつけることはありますか。

A、

1)生活パターンを変える

多くの方は、「○○して、○○して、次に、たばこタイム」という、生活の流れ(習慣)が決まっています。

このパターンを意識して崩すことが大事です。

2)環境を変える

目の前にたばこがあれば、誰でも吸いたくなります。たばこはもちろん、灰皿やライターも処分して、すぐに吸えない環境にします。

また、たばこを隣で吸われると欲しくなってしまうので、しばらく飲み会やパチンコなどは控えます。

3)代わりを見つける

急にたばこタイムが無くなると、何をしてよいかわからず、またつい吸ってしまう方がいます。

ガムやフリスク、コーヒーなど口を動かす・散歩や体操など体を動かす、ことがお勧めです。

 

Q、禁煙したら体重が増えてしまいましたが。

A、禁煙すると、平均2-3kg、体重が増加します。口を動かす(食べる)ならカロリー控えめのものがお勧めです。

また、厳しいダイエットと禁煙を同時に行うのは無理がありますので、禁煙に慣れてからダイエットしましょう。

 

Q、自力で禁煙できそうなので、通院しなくていいですか。 

A、統計的に、最後まで通院された方が成功率が高いことがわかっています。自信があっても最後まで通院することをお勧めします。

 

○禁煙をはじめてから・・・

Q、タバコが吸いたくてたまりません。

A、無糖のガムや水など、何かタバコに代わる物を口にして、数分間を乗り切りましょう。少し時間が経てば、吸いたい気持ちもだんだんと楽になってくるはずです。深呼吸や軽く運動することもお勧めです。

 

Q、職場や家族に喫煙者がいて、禁煙していても吸いたくなります。

A、周囲の人に禁煙宣言をして、できるだけ自分の前でタバコを吸わないようにしてもらうとか、タバコを目につく場所に置かないように協力をお願いしましょう。

一部の人は喫煙仲間を減らしたくないと誘惑するかもしれません。しかし多くの喫煙者は、あなたと同じように禁煙したいと思っているのです。あなたが禁煙を続ける気持ちをはっきり相手に伝えれば、誘惑はなくなると思います。

 

Q、禁煙してからイライラして落ち着かないのですが…。

A、イライラした時は、まずは深呼吸をしましょう。ストレッチ体操など、体を動かしてみることもお勧めです。また、心が和むような情景を思い浮かべたり、音楽を聴いて、瞑想してみるのもいいかもしれません。ニコチンの離脱症状によるものですから、徐々に軽くなっていくはずです。

 

Q、お酒を飲みに行くとタバコが吸いたくなります。 

A、飲みに行って喫煙してしまうケースが一番多いと言われています。外でのお酒は誘惑が多いです。お酒の席でもタバコを吸わない自信が出てくるまで、できるだけ外に飲みに行かないことがよいでしょう。

どうしても飲みに行かれる場合は、お酒を飲み過ぎないように気を付けてください。あらかじめ禁煙宣言をして、喫煙者と離れた席を選びましょう。また、タバコを吸いたくなったら、ノンアルコールの飲み物、水、氷などをロにして対処しましょう。

 

Q、仕事が忙しい時にイライラして、吸ってしまいそうです。

A、禁煙が慣れてくるまで、できるだけ仕事が忙しくなりすぎないよう調整しましょう。イライラしたときには深呼吸をしたり、氷やお水を飲んだりするのがお勧めです。また、タバコやライター、灰皿などは処分をしておきましょう。

○禁煙が落ち着いてきたら・・・

Q、まだタバコが吸いたい時があります。

A、禁煙1ヵ月後でも吸いたい気持ちは残りますが、禁煙当初ほど強くないと思います。徐々に離脱症状は改善しますので、深呼吸をしたり、歯を磨いたり、水を飲んだりして我慢しましょう。

 

Q、何とか3カ月間禁煙ができましたが、これからずっと禁煙を続ける自信がありません。

A、確かに、今後一生禁煙できるという自信を持つことは難しいかもしれません。でもこの3カ月間、禁煙を継続できたことは事実です。まず、そのことに自信を持ちましょう。そして、あなたやご家族の健康のためにも、今後も禁煙を続けるという強い意志を持ちましょう。

きっとあなたなら続けられると思いますよ。

 

Q、禁煙できたので、1本ぐらいなら吸ってもいいですか?

A、1本吸っただけでも、喫煙に逆戻りすることがあります。今までの禁煙の努力(苦労)を思い出し、1本でも吸ったら我慢できなくなると考えましょう。苦労して禁煙できたのですから、タバコを吸うような危険を冒してはいけません。

 

Q、禁煙は落ち着きましたが元気が出ません。

A、禁煙するとニコチンの離脱症状の一つとして、1ヵ月程度、気分が落ち込むことがあります。その間は、趣味など自分の楽しめることをする時間を増やしましょう。それでも症状が改善せず続くようでしたら一度ご相談下さい。

 

Q、体重が増えてきたのが心配です。

禁煙すると禁断症状として食欲が増してつい食べ過ぎたり、基礎代謝が低下するため体重が増えやすくなります。平均すると2~3kg程度、体重が増えます。しかし、禁煙の効果は、わずかな体重の増加よりもはるかに大きいですから、このまま禁煙を続けましょう。今後、運動したり食事内容を見直して、徐々に体重を減らしていきましょう。禁煙ができたのですから、きっと体重を減らすこともうまくできると思いますよ。

 

Q、禁煙したのにどうして咳がよく出るのですか。

A、禁煙後約20%の人に咳が増える現象がみられます。これは、痰を取り除く肺の能力が増加したことによる一時的な反応で、気道の機能が現実に回復してきていることを示すサインです。

関連ブログ

 日本禁煙推進医師歯科医師連盟主催の「禁煙治療のための指導者ワークショップ」で使用された禁煙Q&Aを過去のブログでご紹介しています。以下をご覧ください。

禁煙するなら今がチャンス!

禁煙の取り組みをサポートするために、

H29年5月1日以降に保険診療による禁煙治療を開始し、5回の外来通院を終了した方に、

最大1万円が助成されます。

詳細は、こちらを参照して下さい。

吹田市在住の方で、先着100名だそうです。

当院の禁煙外来の成績

当院では禁煙外来を行っており、今年厚生労働省に結果報告を行っています。

当院での結果を発表しますと、

 

集計年月日:H21年4月よりH27年3月までの6年間

累計禁煙開始数:440名

最後(12週)まで受診された人数:137名

上記のうちで、禁煙できた人数:118名

最後まで受診されなかったが、来院時は禁煙が出来ていた人数:163名

喫煙を止めた割合:65%

 

まあまあ良い結果だと思います。

ちなみにチャンピクス販売元のファイザー製薬によると、当院は吹田市内で売上トップだそうです。

それだけ来院人数が多い、再診人数も多い(つまり、続いている)という事だと思います。

 

興味深い結果がでました。

禁煙外来に継続的に来られた方で、禁煙出来なかった方はほんの数名で、

禁煙できなかったほとんどの方が、初回以降受診されなかった方でした。

おそらく、本人はあまり禁煙する気がなく、周囲から勧められてしぶしぶ受診されたのではと思います。

逆にいうと、本人の決意があれば、禁煙出来る確率はかなり高くなると思います。

 

ご参考にして下さい。 

 

肺がん検診について

昨日、医師会主催の肺がん検診講習会(府立成人病センター中山富雄先生ご講演)に参加してきました。以前、この話題にちょうどぴったりな患者さんが来られたので、その時の会話を再現してみましょう。(大阪弁が苦手な方はご注意下さい・・・)

 

「先生、わし、たばこ吸うから肺がん怖いねん」

「禁煙いかがですか?人気ありますよ」

「いや、禁煙はする気はないねん。それより、検査してや」

「そうですね、市民健診は受けておられますか?」

「市民健診て、レントゲンやろ。レントゲンではわからんて聞くけど」

「確かに、アメリカの論文によると、年1回のレントゲンでは肺がんの死亡率は減らなかったと言われています」

「そうやろ。だからCTして欲しいねん」

「なるほど。ところでまず、喫煙者に多い肺がんと、非喫煙者に多い肺がんがあるのはご存じですか? 実は、喫煙者の肺がんはとても進行が早く、1年前は何もなかったのに、今年は手遅れということがあるんです」

「そんなに早いんか」

「そうなんです。反対に、非喫煙者の肺がんは進行が遅いため、発見される可能性が高くなります。そのかわり、淡い影なので、撮影条件や精度が問題となります。」

「たばこ吸わへん人の話はええわ。じゃあ、症状がひどなったら来たらええんか」

「いえいえ、症状があればそれは早期癌ではなくなってしまいます。そうなっては手遅れかもしれません」

「だから、CTしたらええんやろ」

「では次に、CTの説明をしましょう。CTのメリットとして、死角が少なく、解像度も高く、質的診断能(良性か悪性か判断できる)も高いと言われています。但し、被爆量が多く、時間がかかります。これを改善するため、放射線を減らした低線量CTが勧められています。但し、低線量にすると画質が落ちます。」

「わしは被爆していいから、きれいな写真にして」

「40歳以上だと、被爆よりメリットの方が高いと言われています。CTの写り方で、悪性度が高い『充実性』か、悪性度が低い『すりガラス状』か、わかります」

「やっぱCTはええがな」

「ただ、CTがよいかと言われると問題点もあります。まず被爆とコストです。それから、見えてしまうため、要精査になってしまう確率が跳ね上がります。たとえば、要精査率が10%で、がん発見率が0.3%(1000人に3人)とすると、要精査となった100人中97人はがんではないのに、がんの疑いと言われて検査を受けなければならなくなります。日本では要精査と言われる確率は2~15%位ですね」

「え、そんなにひっかかるんか」

「CT検診が有効か、アメリカで論文が出ました。そこでは確かに低線量CT検診で喫煙者の肺がん死亡率が減少したと書かれています。ただ、4人に1人が要精査となっており、精密検査で死亡する例があまりに多いと問題になりました。」

「検査で死ぬんか」

「まあ、日本では高くても0.3%程度ですが。おそらく重症の人が多かったのではと考えられています」

「だから結局、どうやねん」

「結局、CT検診の有用性は持ち越されました。まとめますと、CTが明らかに優れているとは言えないということですね。となると、やはり禁煙でしょうね」

「だから禁煙はせんて。もうええわ」

 

まあ、こんな感じですね。一度参考にして下さい。

 

「チャンピックス」についてのお知らせ

チャンピックス服用中の患者さんが、自動車を運転中に「めまい・傾眠・意識障害等」が発現し、事故になったという事例が報告されています。

 

そのことから、

以前は「自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。」でしたが、

「自動車の運転等危険を伴う機械操作はしない」に変更になりました。

 

今後、自動車の運転をする方の処方は控える必要がありそうです。

 

メーカーの患者さん向け資料

http://sugu-kinen.jp/patient/pdf/befoattent.pdf

禁煙Q&A(パッチ編)

Q、ニコチンパッチを使って4週間になります。欠かさず貼っているのに、吸いたい気持ちが治まりません。どうしたらよいですか?

A、どんな状況で吸いたい気持ちが強くなりますか?どのように対処したらよいか一緒に考えましょう。ニコチンの補充が足りていない可能性もありますので、吸いたい気持ちが強ければニコチンガムの併用を検討しましょう。

 

Q、ニコチンパッチを貼ると頭痛がします。貼るのをやめた方がいいでしょうか?

A、ニコチンパッチを貼ってから頭痛が起こるようになったのであれば、ニコチンパッチが過量になっている可能性が高いです。-つ小さめのパッチに変えてみるのがいいと思います。


Q、ニコチンパッチを貼ると夜眠れません。

A、夜眠れない場合は、朝起床時に貼って、就寝前にはがすようにするとよいでしょう。


Q、ニコチンパッチだけでは我慢できないので、ニコチンガムを自分で購入して使っているのですが、いいですか?

A、ニコチンガムを併用すると禁煙率が高まることがわかっていますが、自己判断で行わずに必ず医師と相談して、その指導のもとで行うことが必要です。

 

Q、今日でニコチンパッチが終了(8週間)ですが、禁煙が続くかどうか心配なのでもう少し貼りたいのですが駄目でしょうか。

A、ニコチンパッチを8週間貼っても、タバコを吸いたい欲求が強いなど、ニコチンパッチを中止する自信がない場合は、もう少し延長するのも一案です。また、タバコを吸いたい欲求を和らげる生活上の工夫についても併せて考えましょう。


Q、ニコチンパッチは半分に切って使用してもいいですか。

A、ニコチンパッチは、切り分けて使用できません。ニコチンパッチは、特殊な構造により二コチンが少しずつ体内に浸透していくよう工夫されています。切ってしまうとその構造が壊れ、二コチンを-定量ずつ体内へ浸透させることができなくなります。対策はありますので、医師にご相談下さい。

 

 

禁煙Q&A(薬剤編)

Q、飲み薬(チャンピックス錠1mg)になったら吐き気がして飲むのがいやになりました。

A、お薬の量が増えるときに吐き気が出やすいといわれています。吐き気などの副作用で投与中止となった方は国内臨床試験で19%でした。お薬を飲むことで禁煙効果が高まりますので、吐き気を抑えるお薬を飲む、それでも吐き気がする場合は半分の量を飲むのがお勧めです。できるだけ12週間しっかりお薬を飲んで禁煙を確実にしましょう。

 

Q、飲み薬(バレニクリン)を使って2週間になります。欠かさず使っているのに、吸いたい気持ちが治まりません。どうしたらよいですか?

A、禁煙の離脱症状は2週間程度続くと言われています。今(禁煙後1週間)は吸いたい気持ちが強く苦しい時期ですが、今後その気持ちは和らいでいきますよ。この2週間よく頑張りましたね。

 

Q、飲み薬(バレニクリン)をかかさず使っていますが、時々とても吸いたくなります。ニコチンガムも一緒に使ってよいでしょうか?

A、飲み薬(バレニクリン)だけで完全に禁煙ができない場合、ニコチン製剤を併用する試みがありますが、現在のところ、その有効性については必ずしも明らかでありません。原則としてはニコチンガムやニコチンパッチと併用しないでください。ニコチンパッチを飲み薬(バレニクリン)と一緒に使ったときに、飲み薬(バレニクリン)だけを使ったときに比べて、吐き気などの副作用が増加するという報告もあります。


Q、飲み薬(バレニクリン)をはじめてから毎晩のように夢を見るのですが大丈夫でしょうか?

飲み薬(バレニクリン)の副作用の1つに変わった夢(異夢)があります。夢の内容、程度にもよりますが、夢のために不眠が起こるようであれば、夕食後の服用を中止するなど、飲み薬(バレニクリン)の減量を検討しましょう。


Q、飲み薬(バレニクリン)を使って1ヵ月経ちました。吸いたい気持ちが全くなくなったので、お薬をやめてもよいですか?

A、飲み薬(バレニクリン)は12週間続けて使用することで、禁煙の効果が高まる薬です。このため、吸いたい気持ちがなくなっても、計画通り継続して使用することが必要です。

 

Q、飲み薬(バレニクリン)を使って3ヵ月がたち、今日で保険治療が終わります。お薬をやめても大丈夫でしょうか?

A、大部分の方は大丈夫です。もしどうしても自信が持てない場合は、自費になりますが、あと12週間延長することが可能です。

 

禁煙Q&A(その他)

Q、入れ歯でもニコチンガムを使えますか。

A、通常の入れ歯ならば、ニコチンガムは使えます。お菓子のガムやお餅などをかむことが困難な場合は、使いにくいために使用をお勧めできません。必要に応じて歯科医師にご相談下さい。


Q、ニコチンガムをかむと、のどが痛くなりますが、どうしたらいいでしょうか?

A、ニコチンガムのかみ方に問題があるかもしれません。ニニチンガムを普通のガムのように連続的にかむとニコチンが一度にガムから放出されるため、のどの痛みや胸やけ、胃の不快感などの副作用が出現しやすくなります。15回位かんだら頬の内側と歯ぐきの間に1分間置き、ピリッとした味がなくなったら再びかむことを30~60分間繰り返し、ゆっくりかむとよいでしょう。ただし、時間が経過してもこれらの症状が治まらない、もしくは悪化するようなら使用を中止し、医師へ相談して下さい。

 

Q、飲み薬(バレニクリン)と貼り薬(ニコチンパッチ)とでは、どちらの方が禁煙しやすいですか?

A、飲み薬の方が有効性が高いことが報告されていますが、大きな違いはありません。それぞれの長所・短所を考えて、より自分にあったものを選べば良いでしょう。

 飲み薬(バレニクリン)は飲むだけですので簡単ですが、吐き気が起こりやすいため、少量から徐々に増やして行く必要があります。また、精神疾患をお持ちの方は慎重に使う必要があります。

 ニコチンパッチは皮膚が弱い方はかぶれる可能性があります。また夜貼ったまま寝ると睡眠が浅くなる場合がありますので、その場合は夜間剥がしておく必要があります。

 

禁煙外来再開のお知らせ

禁煙治療薬の入荷が決まりました。当院では、

 

飲み薬(チャンピックス):来年1月5日より、

貼り薬(ニコチネルTTS):本日から、

 

投薬を再開いたします。

 

皆様、永らくお待たせいたしました。

よろしくお願い申し上げます。

 

禁煙治療薬の欠品について

現在、禁煙治療には飲み薬と貼り薬が主に使用されています。

先日、飲み薬のチャンピックスが欠品したとご報告しましたが、今度は貼り薬のニコチネルTTSも欠品したとの報告がありました。

近隣の薬局さんにも確認しましたが、何処も在庫がないそうです。

従いまして、新規で禁煙外来を希望され受診頂いても、お薬が手に入りませんので、治療ができないことになりました。

現在、治療が進行中の方の分につきましては、何とか優先的に手配して頂くよう依頼中であります。

 

折角、決心して頂いたのに、大変申し訳ありません。

ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

禁煙Q&A(貼り薬編)

Q、今日から禁煙するつもりで最後の1本を吸ってから来ました。ニコチンパッチはいつから貼ったらよいですか?

A、今日から禁煙するつもりで来られたのであれば、このまま禁煙してしまいましょう。ニコチンパッチの処方菱をお渡ししますので、薬局でお薬を受け取られたら直ぐにその場で-枚貼ってしまっても構いません。あるいは、自宅に帰られてからすぐに貼っても良いでしょう。


Q、市販のニコチンパッチを使いましたが、禁煙できませんでした。処方薬のニコチンパッチでも同じ結果になるのではないかと心配です。

A、医療機関から処方されるニコチンパッチは、市販のニコチンパッチよりもサイズが大きいもので、ニコチン依存度が平均以上の方にはサイズが大きいものが必要な場合が多いようです。また、医療機関の禁煙外来では薬の処方のほかに禁煙のためのカウンセリングが受けられますので、是非禁煙外来を受診されることをお勧めします。

 

Q、ニコチンパッチを入浴時にはがさなくてもよいのでしょうか?

A、貼ったまま入浴しても問題はありませんが、濡れたりはがれやすくなったりするかもしれません。濡れてしまったときは叩くように水気を拭き取ってください。また、はがれそうな時は、市販の絆創膏等で固定する方法があります。

 

Q、ニコチンパッチを貼っていることを忘れ、タバコを吸ってしまった場合はどうすればよいのでしょうか?

A、ニコチンパッチとタバコの併用は原則禁止されています。ニコチン過剰による、吐き気・めまい・腹痛等の症状が発現した場合は、直ちにニコチンパッチの使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。ただし、タバコを-本吸ったからといってニコチンパッチをはがしてしまうと、喫煙に逆戻りしやすくなるので、次の一本を吸わないようにすることが大切です。

 

チャンピックス欠品について

 禁煙外来希望の方に、残念なご報告です。

 今年10月8日に、禁煙の飲み薬である「チャンピックス」の製造元であるファイザー製薬から、在庫がなくなったとの連絡がありました。

 近隣の薬局さんに若干の在庫がありましたが、本日10月9日には、それも底をついてしまいました。次回入荷予定は12月とのことです。

 このため、新規で禁煙外来を希望される場合、貼り薬による治療となってしまいます。飲み薬による治療をご希望の方は、近隣の薬局さんにチャンピックスの在庫があるか確認の上、受診をお願いします。

但し、製造元の欠品ですので、どの薬局さんでも手に入らない可能性が高いです。現在禁煙治療が進行中の方の分につきましては、出来るだけ優先的に手配して頂くようお願いしております。

 折角、禁煙の決意をして頂いたのに水を差すようで、誠に心苦しく思います。

 ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願いします。

 

禁煙Q&A(飲み薬編)

Q、以前新聞で、飲み薬(バレニクリン)を飲んだ人が自殺したり事故を起こしたという記事を見ました。バレニクリンは怖い薬ですか?

A、禁煙には治療の有無を問わず、さまざまな症状を伴うことが報告されています。現在のところ、バレニクリンと自殺を含む思考や行動の変化などとの因果関係ははっきりしていません。バレニクリンは世界で500万人以上のニコチン依存症患者の治療に使われ、高い禁煙率をあげている禁煙補助薬です。ただし、抑うつ気分や不安などの症状が出た場合には服用をやめ、主治医に連絡するようにしましょう。なお、精神疾患をもっている方がこのお薬を使うときには症状の変化などに注意が必要です。不安や疑問がありましたら精神科の担当の先生にも聞いてみてください。


Q、朝食はほとんど食べません。飲み薬(バレニクリン)はいつ飲めばよいでしょうか?

A、バレニクリンを空腹の状態で飲むと、吐き気などの消化器症状がでやすくなります。禁煙を機会に、これまで食べていなかった朝食を食べるようにしてはいかがでしょうか?どうしても時間が取れない場合は、例えばバナナなどの果物だけでも食べてからコップ1杯以上の水でお薬を飲むとよいでしょう。


Q、今日から禁煙するつもりで、今朝から吸っていません。飲み薬(バレニクリン)は禁煙を始める1週間前から飲み始めるとのことですが、また吸った方がよいでしょうか?

A、せっかく決心して禁煙をスタートされているので、吸わずにすむようであればそのまま禁煙してください。バレニクリンは今日から飲み始めましょう。


Q、うつ病で通院中ですが、飲み薬での禁煙治療には問題ありませんか?

A、禁煙補助薬使用の有無にかかわらず、禁煙によりうつ症状が悪化する場合があります。特にうつ病は注意が必要とされています。症状が落ち着いているときに、精神科主治医ともよく相談の上、この薬がいいのか、ニコチンが入っていて抑うつ効果が期待されるニコチンパッチがいいのか、個々の状態に合わせて十分検討するのがいいでしょう。

 

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クリスタルホテル南千里 2階館内図
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