生活習慣病について

吹田市・南千里の岡島内科クリニックでは、生活習慣病の改善に力をいれています。

生活習慣病とは?

生活習慣病とは、毎日のよくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気で、日本人の約1/3がこの病気が原因で亡くなっています。

 

どんな病気があるの?

厚生労働省では、

・糖尿病

・脳卒中

・心臓病

・脂質異常症

・高血圧

・肥満

をあげています。

イメージ的には、肥満が原因で高血圧脂質異常症糖尿病になり、やがて脳卒中心臓病を引き起こしてしまうと考えて良いでしょう。

 

メタボリックドミノの恐怖

ちょっとした生活習慣の乱れ。ちょっとした肥満。

それが、命取りに…。

 

下図が慶応義塾大学の伊藤教授が提唱されたメタボリックドミノです。

 

ドミノは、生活習慣から始まっています。

ご存知の通り、ドミノは最初の1枚が倒れると次から次へとたくさんのドミノを倒してしまいます。

 

かつ、進めば進むほど、速度が上がるという特徴を持っています。

 

生活習慣の乱れにより倒れ始めたドミノは、肥満やインスリン抵抗性(血糖をコントロールするインスリンの働きが 低下)につながります。

その先には、高血圧、食後高血糖、脂質異常が待っています。

ここまで行けば、いわゆるメタボリックシンドローム状態です。

こうなると、様々な病気のリスクが高くなり、動脈硬化が進行します。

最後には、心不全、脳卒中、失明、腎症など恐ろしい結末を迎えるのです。

 

まずは生活習慣の改善から

すなわち、生活習慣病の予防、生活習慣の改善は、あらゆる疾病を防ぐことができる効果的な手段と言うことができます。

 

当クリニックでは、肥満外来、管理栄養士による栄養指導、禁煙外来を行っています。これらはドミノの最初の1枚を倒さないために、倒れ始めたドミノを止めるために、とても有効な手段だとされています。

 

今ならこのドミノ倒しを止めることができるかもしれません。

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ホワイトデー

3/10 千里中央の千里阪急より、、、
 
2月14日、今年もスタッフからバレンタインチョコを頂きました。(写真)
開院当初から、欠かさず頂いております。
良いスタッフに恵まれたと感謝・・・(やっぱり倍返しですか?)
 
で、今日はホワイトデーのお返しを買いに来ました。
百貨店の売り場は、ホワイトデーフェアをしていますが、
なぜか、チョコが多いです。
チョコは個人的には好きなのですが、
チョコが苦手なスタッフもいますので、
なかなか選ぶのが難しいです。
 
さて、ダイエットを勧める立場としては、
甘いものを買うのは少し抵抗があったりするのですが・・・
でも、ストレス発散に「食べる」は一番簡単ですよね。
 
実は、2004年に楠田枝里子さんが、
「チョコレートダイエット」なる本を出しておられます。
 
簡単にまとめますと、
・チョコ好きな人対象で、食事を減らして、ストレス解消にチョコを少し食べる。
・チョコはカカオ70%以上。甘くはないが、チョコ好きなら食べられるはず。
・チョコを含めたトータルのカロリーを計算する。
だったと思います。
 
トータルのカロリーを制限すれば、痩せるはずですから、間違っていないと思います。
ただ、チョコ好きでないと無理でしょうね・・・
 
でもこの発想なら、チョコでなくてもいいと思います。
好きな食べ物で、少量で満腹感があるもので、カロリーが高すぎないもの。
 
チーズやナッツがお勧めでしょうか?
そういえば、フレンチでは、食後にチーズを食べますね。
 
最近では、ネットで糖質制限のスウィーツを販売しています。
身近なところでは、ローソンがお勧め。
結構品揃えが良いと思います。
食べてみましたが、以外とイケます。
 
あなたの、お勧めダイエットお菓子は何ですか?
 
PS.:

 

カロリー控えめでも、食べ過ぎたら駄目ですよ~~

東日本大震災から5年で思うこと

3/11、豊中の自宅より・・・
 
東日本大震災から5年が経ちました。
私も、阪神淡路大震災を経験しました。
朝方、激しい揺れで目が覚めて、
訳がわからず、本箱が倒れないよう一所懸命押さえていました。
翌日病院へ出勤したら、棚という棚が全て倒れ、薬品が散乱していました。
元に戻すのは大変でしたが、患者さんは減るどころか増える一方でした。
芦屋から来られている人もいました。
亡くなったドクターもいましたし、出勤出来ないスタッフも大勢いました。
 
私たちは皆知っています。
「震災はいつかやってくる」
「可能性は低いかもしれないけど、起こったら大変なことになる・・・」と。
私も仕事柄、そういうことはよくわかっているはずでした。
でも震災に対しては、恥ずかしながら何も対策を立てていませんでした。
やはり日々の準備の必要性を痛感しました。
 
その後、我が家では、
家族で通学経路や集合場所を話し合いました。
無印良品のHPを見て、ローリングストック法を始めました。
でも、保存期間の管理、物資を置くスペースなど結構大変です。
まだ水やトイレの問題など、解決していません。
 
普段私たちは、お決まりの日々を過ごしています。
でもある日突然、その生活を失った方々が大勢います。
 
実は震災に限らず、医療現場でも同じです。
 
病院には、
ある日突然、今までの生活を失った方々が大勢います。
多くの方が、以前の生活に戻りますが、
そうでない方も、復帰出来てもハンディを背負ってしまう方もいます。
 
震災も病気もいつ起こるかわからない。
だから、今からしっかり対策を立てておきましょう。
 
でも、いきなり大きなことは無理だし、続きません。
 
このブログを読んでいるあなたは、きっと意識が高い人だと思います。
だから、もうすでに始めているかもしれませんが、
 
たとえば、日々の生活で、
食事内容に気をつける(野菜をとる、動物性脂肪や糖質を取り過ぎない)
体重計に乗る。
運動を少しずつ取り入れる(歩く、階段を使う)
 
は、如何でしょう。
 
健康診断で異常があるなら、放置せずに相談しましょう。
 
あなたは、もう準備をしていますか?
 
PS.:

 

「保険に入りましょう」という内容ではありませんので・・・

おっちゃん・・・

2/14(日)、なんばの浪速アイススケート場での話、、、
 
今日は家族4人でアイススケートに来ました。
結構寒いのに、中は若者でいっぱいです。
 
今日は小学2年の次男にスケートを教える役ですが、
ここだけの話、スケートは自身3回目くらい。
ひたすら手すりを磨いていたことしか覚えていません。
(手すりに捕まっていないと立っていられない、という意味デス)
 
手すりの磨き方、を教える訳にもいかず、
「だから、重心を落として、体重を左足にのせて・・・」
なんて、フラフラしながら、
偉そうに指導?をしていました。
 
みると、次男と同じ位の小学生が、
混雑している人の間を、縫うようにスイスイ走っていきます。
 
「あの子ら、なんであんなにうまいん?」
「そら地元のアイスホッケーチームの子やで、服見てみ」
「どうやったらあんなにうまくなれんねやろ」
 
うーん、それは・・・
きっと彼らはこう答えると思います。
「そら、良い靴と、良いコーチと・・・」
「それから、おっちゃん、何時間滑ったん?」
 
ある朝、突然うまくなっている。
ある朝、突然願いが叶っている。
 
凡人である私達には、なんてことは到底あり得ません。
だから、地道に努力を重ねていく必要があります。
スポーツの世界は特にそうですね。
 
でも、病気の治療、生活習慣改善も一緒ですよ。
地道な努力が要求されます。
通院したり、薬を飲んだり、
ダイエットしたり(カロリー、塩分、脂肪など)、運動したり・・・
朝起きたら治っている、てことはありません。
 
でも、私達人間は弱い生き物です。
すぐに結果が出ないと、いやになってしまうんです。
 
では、どうすればいいのか?
おすすめは、記録を取ること。
記録していくと、いい結果も悪い結果もわかります。
どうすればよくて、どうすれば駄目か、わかります。
あなたが気になっていること(体重、血圧など)を
毎日記録してみてはいかがですか?
きっと新しい発見があるはずです。
 
何時間滑ったか、記録しよう!(アイススケートの場合)
 
PS. 努力も大事だけれど、努力の方法が間違っていたら
いつまで経っても、結果は出ません。
いいコーチも大事ですよ・・・

肺がん講習会で驚いたこと

2/13(土)、吹田市医師会主催の肺がん講習会に参加した時のこと、、、
 
今日はインフルエンザも流行っていて、診察が終わったのが1時過ぎ。
外は大雨で、2時からの肺がん講習会に間に合いそうにありません。
セブンイレブンで買ったパンを、慌ててほおばる。
「これは遅刻だな。雨だし車で行けたら楽なのに・・・」
医師会には、電車だと30分弱かかってしまいますが、車なら15分位で行けるのです。
しかも、雨に濡れず・・・
 
しかし、前日のFAXで、
「駐車場が工事中で僅かしかないから、車は控えて」
と言われてました。
「無理矢理行って、もし車が止められなかったら大変だし」
 
やむなく大雨の中、トボトボ歩いて医師会まで行きました。
到着して、ふと外の駐車場を見ると
「空いてるやん」
以外と駐車場は空いていました。
「なんや、車で来ればよかった。今日は参加者が少ないんかな。」
1人ブツブツ言いながら会場に入ると、
なんとすでに50名以上の先生方がびっしり席に座っておられました。
湿度も上がってむんむんしています。
「え、いっぱいやん」
 
きっとほかの先生方も皆、僕と同じ思いだったと思います。
「やっぱ皆、まじめやな~」
 
医者は見落とし、失敗が許されません。だから慎重になります。
可能性は低くても最悪のことは絶対に避けなければいけません。
「たぶん大丈夫だと思うけど、万一を考えて念のため」
なんて、考えます。
というか、そういう考えでないと、この仕事は怖くて無理です。
 
でも、同じことは患者さんにもいえると思います。
医師が一所懸命考えても、患者さんが守ってくれないとどうしようもありません。
「たぶん大丈夫でしょ?大げさだな~」
と思っていません?
 
まじめに取り組んでいる人とそうでない人は仕事も健康も差が出て当然、ですよね。
みな忙しいです。いつまでたっても暇なんて来ません。
でも、待っていても成功はありません。
病気も生活習慣も、何もしなければ何も改善しません。何も変わりません。
確か、変える必要があるから病院に通っているんですよね。
経験的にも、結果を出している人は皆まじめです。
 
あなたがもし僕の立場なら、
大雨の中、歩いて行きますか?
それとも車で行きますか?

 

 

ビール腹は肥満より危険?

今回はCNNのニュースから。


ビール腹は肥満より危険。

おなかが突き出たいわゆる「ビール腹」体形の男女は、たとえ手足が細くても、肥満の男女より糖尿病や心臓病のリスクが大きい。

そんな研究結果が米メイヨー・クリニックなどの研究チームから発表されました。


まとめますと、

・ビール腹体形の男性は単なる肥満や太りすぎの男性に比べて死亡リスクが2倍に。

・女性の場合でも、死亡リスクが1.5倍に。

なったそうです。


肥満が心臓発作や脳卒中、糖尿病、がんなどのリスクを増大させるというのは、以前から言われています。

これまで肥満度は、身長と体重から算出するBMI数値で計算していました。

しかし今回の調査で、BMIがたとえ「健康」でも、下腹に脂肪が付きすぎている場合は要注意、ということが明らかになりました。

確かに以前の調査でも、ウエストとヒップのサイズ比の数値が大きいほど糖尿病や脳卒中、心臓病にかかるリスクが高いことは言われていました。


おなかが出ているとなぜいけないの?

 胃の周りにたまった皮下脂肪が、肝臓でコレステロールに変換され、動脈壁に蓄積。

動脈硬化が進み、心臓発作や脳卒中を引き起こすと考えられています。


ビールをやめたらよいですか?
「ビール腹」というのは、ビール好きの人のお腹を指すこともありますが、

「ビヤ樽のようなお腹」という意味で、ビールが好きかどうかは関係ないという説もあるようです。


ビール腹解消のためには

まずは、ビールは高カロリー(140-170Kcal/350ml、オレンジジュースと同等)なので、ほどほどに。

また、一緒に食べる「あて」についても、気をつけましょう。


ビールで太るのか、「あて」で太るのか、意見が分かれますが、

当院では、ビールを控えただけで、みるみる体重が減った方をよくみます。

一度、検討してみてはいかがでしょうか。


ジュースに入っている砂糖の量

ジュースに含まれる砂糖の量を、角砂糖で表現している写真はありましたが、

今回、「笠岡市民病院」が作った、ペットボトル飲料に入っている砂糖の量を表した画像が、ちょっと話題になっています。  

うーん、「カルピスウォーター」好きだったけど・・・

あら、「いろはす」にも・・・


これだけの砂糖をほおばって、ジャリジャリ言いながら食べている自分を想像してみると・・・こら、太るわな・・・


ちなみに、

コンビニのおにぎり1個が、約170Kcal、砂糖約42.5g

コカコーラ500mlが、230Kcal、砂糖約57.5g


カロリーは、コーラよりおにぎりの方が少ないですね。

コーラを飲むと、おにぎりを食べる以上のカロリーですね!

気をつけましょう・・・



たったこれだけで体重が減る!

みなさん、楽に痩せれたらいいですよね。

今回のレポートも興味があると思います。


食事の30分前に水を飲むと体重が減る


 英国バーミンガム大学の研究者による論文によると、

・対象は84人

・1日3回の食事の30分前に水を500ミリリットル飲むグループ

・1日1回だけ食事の30分前に水を500ミリリットル飲むグループ

・食前に「自分は食事を十分にとっているので空腹ではない」とイメージするグループにランダムに分けた。

・12週間後に、1日3回きちんと水を飲んだグループは、体重が平均4.3kg低下したが、1回しか、あるいは全く水を飲まなかった参加者は、平均0.8kgしか体重が低下しなかった。


食前に水を飲むと満腹感を得やすくなる

理由として、筆者らは、

・胃腸管に水がとどまり、胃がふくれるために満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを防止できるからではないかと、説明しています。

また、30分前までに水を飲むのは、消化液が薄められるのを防ぐため、だそうです。


以前、私も「食前に、あるお茶を飲む」という治験を受けたことがあります。

結論から言うと、食前にお茶を飲むとおなか一杯になり、食べられません。

なかなか、有効だと思います。

飲み物は特別なお茶でなくても、何でもOKだと思います。


ぜひ、一度試してみてください。


トンカツを食べたい!

「おいしいものは脂肪と糖でできている」というTV-CMがありました。

「そのとおり」なのですが、

ではコレステロール値が高めの人は、トンカツを一生食べられないのでしょうか?

たまにはモリモリ食べたい!ですよね~。


揚げ油に含まれる脂肪酸の種類が重要

 東京大学の佐々木敏教授は、著書「佐々木敏の栄養データはこう読む!」で、


・揚げ油に含まれる脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸(一価/多価)に大別される。

・飽和脂肪酸で血清コレステロール値が上昇。

・一価不飽和脂肪酸ではほぼ同じか低下。多価不飽和脂肪酸で低下。

と述べています。


では、実際揚げ油には何が使われているのでしょうか?

不飽和脂肪酸を多く含む油としては、

・オリーブ油、ひまわり油、菜種油、大豆油、ごま油など

があげられます。


反対に飽和脂肪酸を多く含む油としては、

・バター、牛脂、ラード など

があげられます。


トンカツを食べる方法

結論的には、脂肪の少ないヒレ肉を、植物油で揚げれば、トンカツを食べられそうです。

但し、食べ過ぎてカロリーが過剰になれば当然コレステロール値は上昇しますので、ほどほどに・・・


メタボになる7習慣

メタボになる習慣

  大分大の研究チームによると、

食事や運動だけでなく、睡眠、休養の悪い生活習慣が重なるほど、メタボリックシンドロームなどの発症リスクが高くなることがわかりました。


男性(18~65歳)の健康診断データを解析

〈1〉睡眠時間が5時間未満

〈2〉交代制勤務をしている

〈3〉休日が取れない

〈4〉いつもおなかいっぱい食べる

〈5〉あまり歩かない

〈6〉アルコールを1日日本酒3合以上飲む

〈7〉たばこを吸う

の七つの危険な生活習慣があると肥満や高血圧、メタボを発症しやすくなるとのこと。

 メタボでなかった人が7年間でメタボを発症するリスクは、危険な生活習慣が重なるほど高くなり、0~1個の人に比べ、2~3個は1・22倍、4~5個は1・42倍、6個以上では2・04倍になりました。


食事や運動以外も大事

 筆者らは、「運動だけでなく、きちんと睡眠や休みを取ることが生活習慣病の予防になる。交代制勤務の人は特に気をつけてほしい」と話しています。

(2015年7月3日 読売新聞)


アメリカではトランス脂肪酸を全廃へ

3年以内にトランス脂肪酸を全廃へ,FDA

 米食品医薬品局(FDA)は、トランス脂肪酸の元となる水素添加油脂(PHOs)の加工食品への使用を3年以内に全廃すると発表しました。FDAは、以前からPHOsの安全性を否定する発表をしていましたが、今回、全廃という決定に至りました。


PHOs、トランス脂肪酸とは

PHOsは半固体あるいは固体の油脂で、マーガリンやショートニング,またそれらを使用したパンやケーキなどに使用され、トランス脂肪酸を含みます。 

トランス脂肪酸は心血管疾患リスクを上昇させる可能性が知られています。また、悪玉(LDL)コレステロール値が上昇し、善玉(HDL)コレステロール値が低下することが知られています。

皆さん、パンは食べますよね~~


アメリカでは表示義務

 米国では、トランス脂肪酸が含まれる場合、ラベルに表示することが義務づけられており、その影響で、トランス脂肪酸の消費量は約80%減少しましたが、さらなる削減が課題となっていました。


心筋梗塞予防効果は年間1~2万例との試算も

 今回のFDAの決定を受け,米疾病対策センター(CDC)は、「予防できる心筋梗塞は年間1万~2万件,冠動脈疾患による死亡は同3,000~7,000件」と試算しています。


日本は規制していない

日本では、「日本人の平均摂取量は少ないので大丈夫」との見解で、表示義務すらありません。

農水省のコメントはこちら、内閣府のコメントはこちら、山崎製パンのコメントはこちら


人ごとではありません

実際本当にあった話ですが、日本にある某外国大手量販店(○○○コ)で安売りをしていた商品が、実は本国では売れない(トランス脂肪酸が高値のため)商品だったことがあります。そら安い訳です。

自国で売れない商品を、規制のない日本でどんどん売られても困りますよね・・・


日本の食品メーカーはがんばっている

日経新聞によりますと、山崎製パン、森永製菓、日本KFC、日本マクドナルド、セブンイレブン・ジャパン、雪印メグミルクなどのメーカーは、自主的に削減に取り組んでいます。


自分で考えて行動しましょう

現状では、まだ是非を判断しかねる状況ですが、危険がある食品をあえて選択する理由もないのかなと思います。

皆さんはどう思いますか?


地中海食ってどうですか?

「オリーブオイルって健康にいいんですよね!」

確かに海外では、地中海食を勧める文献が多数あります。


  地中海食とは、イタリア料理、スペイン料理、ギリシャ料理など地中海沿岸諸国の料理を示し、野菜・豆・果物・シリアルを多く摂取し、オリーブオイルからn-3系不飽和脂肪酸を多く摂取し、魚を比較的多く、乳製品は低・中等量、肉や家禽類は少量、食事中に適量の赤ワインを摂取する食事だそうです。

 

地中海沿岸諸国では、狭心症や心筋梗塞などの心血管疾患が少ないことから注目されていましたが、

・低脂肪食に比べ、心血管疾患を抑制した。

・糖尿病のリスクを減少させた。

・中長期的には糖質制限と同等の減量効果があった。

変わったところでは、

・虚血性脳卒中、軽度認知障害、認知症(とくにアルツハイマー病)の予防効果があった。

などの報告がされています。


地中海沿岸諸国の方々が皆やせている、とはとても思えませんが、当院でも「健康な肥満」の方はたくさんおられます。つまり、「肥満だけれども血液検査に異常がない」方です。

最近は「食物の質」が問われる時代です。おそらく健康によい食事をされているので、太ってはいるけれど異常がないのだと思います。

地中海食が減量に向いているかは少し難しいかも知れませんが、種々の病気を予防する効果はありそうですね。


認知症予防には、カマンベールチーズが有効?

またまた、認知症予防のお話です。


キリンのプレスリリースによりますと、

キリン(株)は、小岩井乳業(株)、東京大学と共同で、乳製品のアルツハイマー病予防効果を調べたところ、カマンベールチーズの摂取がアルツハイマー病の予防に役立つ可能性があることを論文発表しました。


アルツハイマー病マウスにカマンベールチーズを摂取させると、脳内のアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβの沈着が有意に抑制され、脳内の炎症状態が緩和されました。


 チーズなどの発酵乳製品を摂取することにより老後の認知機能低下が予防されることは、すでに報告されていましたが、今回市販のカマンベールチーズでも予防効果が認められました。チーズが好きな方には朗報だと思います。


お酒は飲んでも大丈夫ですか?

「お酒」と「たばこ」の可否について、よく質問を受けます。

「たばこ」は流石に肯定派の方は減っていると思いますが、「お酒は適量なら健康によい」というイメージがあります。実際、どれくらいならお酒は飲んでも大丈夫なのでしょうか?


1. 血圧とお酒の関係

お酒を飲むと、一時的に血圧が下がりますが、長期的には高血圧の原因となることがわかっています。

これは、飲酒量に比例することがわかっています。お酒の種類はあまり関係ないようです。


2. 心臓とお酒の関係

お酒は、不整脈や心肥大、心不全の原因になることがあります。


3. 脳とお酒の関係

お酒は、血が固まりにくくなるため、脳出血の原因となることがあります。


4. 消化器とお酒の関係

飲み過ぎにより、肝臓や胃腸を痛めることがあります。


しかし、プラスの面もあります。適量のアルコールは、

1. 心筋梗塞や狭心症の予防に有効

2. 脳梗塞の予防に有効

3. 動脈硬化の予防に有効

という、データがあります。


結論的には、適量ならよいということになります。

適量とは、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル1杯 になります。

この量を守れそうですか?



今日から出来る!血圧を下げる6つの生活習慣

「血圧が高めなので、どうすればよいですか?」

「塩分を控えなさい」

は、よくある診察風景だと思います。

では、それ以外で血圧を下げるために、どのような生活習慣が望ましいのでしょうか?

 

1. 減塩する。

1日あたりの食塩摂取量を12gから6gに減らしたところ、血圧が7mmHg低下したとの研究があります。

1日あたり1gの減塩で血圧が1下がる計算です。

塩分摂取量は尿検査で推定出来ますので、検査してもらいましょう。

 

2. 健康的な食事を増やす。

野菜・果物・魚を増やし、肉・乳製品・砂糖を減らすと、平均上の血圧が5mmHg、下の血圧が2.5mmHg低下したとの研究があります。

 

3. アルコールを控える。

普段よりお酒の量を控えることで、平均上の血圧が3.3mmHg、下の血圧が2mmHg低下したとの研究があります。

 

4. 運動する。

16週間の運動で、平均上の血圧が7mmHg、下の血圧が5mmHg低下したとの研究があります。

 

5. 減量する。

減量4kgにつき、平均上の血圧が4.5mmHg、下の血圧が3.2mmHgずつ低下したとの研究があります。

 

6. 7時間以上睡眠をとる。

7時間睡眠の人と比べ、6時間睡眠の人は1.2倍、5時間以下の人は2.1倍、高血圧になりやすいとの研究があります。

 

現実的には、血圧を下げるには「これだけすればOK!」というものはありません。

しかし、上記を積み重ねると血圧が25mmHgくらい下がる可能性はあります。

「どう生活習慣を変えたらよいかわからない」方は、ぜひ参考にして下さい。

 

お金がないんですよ

先日の、患者さんとの会話から


私「Aさん。最近、定期的に受診が出来ていませんね。お薬も無くなっていると思うのですが。」

A「実はお薬も飲んだり飲まなかったりで。年金生活でお金がないんですよ。体調もいいし。」

私「金銭的な理由で、お薬を飲んでいないということですね。」

A「まあ、そうなりますね。」

私「実は私の親戚の方が肺炎で入院しましてね。2日間入院したそうですが、その2日間で入院費用はいくらだったと思いますか?その人は保険が1割負担だったのですが。」

A「うーん。2日で1割だし、3000円くらいですか?」

私「実は3万円以上だったそうです」

A「え!1割負担で!べらぼうに高いじゃないですか!」

私「そうですね。詳細は保険屋さんが詳しいでしょうが、入院費用の相場がネットでわかります。例えば脳梗塞だと、総患者数の約1/9の人が、平均100日入院して、3割負担で1日7700円かかることがわかります。支払総額は77万円になりますね」

A「え、そんなに・・・でも医療保険に入っているから。」

私「そうですか。でも多くの保険は入院限度日数が決まっており、超えたら自分で払う必要があります。また審査もあります。病気を放置した人は保険に入れないそうですから、支払も厳しくなるのでは・・・」

A「え、そうなんですか?」

私「まあ、病状によって費用は変わりますし、高額療養費制度もありますから、必ずそうとも言えないかも知れません。それより、入院するとお金がかかることは事実です。きちんと治療を続けたほうがお得だと思いますよ。」

A「そうですね。今後気をつけます。」


血圧は服の上から測ったら駄目ですか?

先日、患者さんから質問を受けました。


「先生、血圧は朝測ると伺っていますが、寒いんですよ。腕をめくるとヒヤッとするし」


「そうですね。寒いですよね。実は、薄い服の上から測定した血圧と、直接測定した血圧との間に、値の大きな差がないことを示した研究があります。

米国の病院で376人の患者を集めて、服の上から測定した血圧の値と、肌を露出させて直接測定した血圧の値を比べた臨床試験があり、血圧の差は、収縮期・拡張期ともに0.8mmHg以下でした。

このことから、一般的には、服の上から血圧を測定しても大きな問題はないと言われています。」


「そうですか。やっぱり皆、同じように悩んでいるんですね」


「早朝血圧の自己測定は大変大事です。寒いので測らないくらいなら、服の上でも結構ですので、ぜひ血圧を測ってください」


女性の睡眠時無呼吸症候群は

Medical Tribuneの記事から、先日発表されたUCLAの論文によりますと、

「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の女性では、OSAの男性よりも脳の全体的な損傷度が大きい」

との研究結果が出たそうです。

 

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)とは、睡眠中に上気道が閉塞して呼吸が止まるもので、そのたびに酸素が低下するため、全身の細胞が損傷を受けます。未治療のまま放置すると、高血圧、脳卒中、心不全、糖尿病、うつなどの病気を引き起こすことがあります。

今回の研究は男女で比較したもので、女性が受ける影響は男性より大きく、同等の条件下では男性より女性の方が損傷度が大きいこと、特に意志決定や感情調節に関わる領域が影響を受けること、うつや不安症状が強いこと、がわかりました。

以上から、女性はより早期から治療が必要だと指摘しています。

 

単なるいびき、と放っておかないほうがよさそうですね。

 

亭主を早死にさせる10ヶ条

1970年にバーバード大学のマイヤー教授が、健康に悪い生活習慣のリストを発表しています。

原文通りに紹介しますと、

 

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「亭主を早死にさせる10ヶ条」

 

「気楽な未亡人になりたければ、

1. 夫を太らせましょう。25kg太らせれば10年早く自由になれます。

2. 酒をたくさん飲ませましょう。強い酒とおつまみを大量に。

3. 夫をいつも座らせておきましょう。散歩よりテレビがお勧め。水泳やテニスは駄目です。

4. 霜降肉など飽和脂肪酸をたっぷり含んだ食事をいっぱいあげましょう。

  毎日玉子を2-3個食べさせれば、コレステロールが上がること必至です。

5. 塩分の多い食事に慣れさせましょう。血圧をもっと上げてやればよいのです。

6. コーヒーをがぶがぶ飲ませましょう。濃いコーヒーは代謝を乱し、不眠症にしてくれます。

7. たばこを勧めましょう。

8. 夜更かしさせましょう。深夜番組で睡眠不足にして、客を招いたり訪問したりして、過労させましょう。

9. 休暇や旅行は駄目です。

10. いつも文句を言っていじめましょう。お金と子供の話題がうってつけ。夫はますます酒を飲み、

  睡眠不足になり、血圧が高くなります。」

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いかがでしょうか。

6. のコーヒーについては、最近の研究では否定的なものが多く当てはまらないと思いますが、

それ以外については、40年以上前からほとんど変わっていないことがわかります。

 

さて、おくさん。どうされますか?

 

肺がん検診について

昨日、医師会主催の肺がん検診講習会(府立成人病センター中山富雄先生ご講演)に参加してきました。以前、この話題にちょうどぴったりな患者さんが来られたので、その時の会話を再現してみましょう。(大阪弁が苦手な方はご注意下さい・・・)

 

「先生、わし、たばこ吸うから肺がん怖いねん」

「禁煙いかがですか?人気ありますよ」

「いや、禁煙はする気はないねん。それより、検査してや」

「そうですね、市民健診は受けておられますか?」

「市民健診て、レントゲンやろ。レントゲンではわからんて聞くけど」

「確かに、アメリカの論文によると、年1回のレントゲンでは肺がんの死亡率は減らなかったと言われています」

「そうやろ。だからCTして欲しいねん」

「なるほど。ところでまず、喫煙者に多い肺がんと、非喫煙者に多い肺がんがあるのはご存じですか? 実は、喫煙者の肺がんはとても進行が早く、1年前は何もなかったのに、今年は手遅れということがあるんです」

「そんなに早いんか」

「そうなんです。反対に、非喫煙者の肺がんは進行が遅いため、発見される可能性が高くなります。そのかわり、淡い影なので、撮影条件や精度が問題となります。」

「たばこ吸わへん人の話はええわ。じゃあ、症状がひどなったら来たらええんか」

「いえいえ、症状があればそれは早期癌ではなくなってしまいます。そうなっては手遅れかもしれません」

「だから、CTしたらええんやろ」

「では次に、CTの説明をしましょう。CTのメリットとして、死角が少なく、解像度も高く、質的診断能(良性か悪性か判断できる)も高いと言われています。但し、被爆量が多く、時間がかかります。これを改善するため、放射線を減らした低線量CTが勧められています。但し、低線量にすると画質が落ちます。」

「わしは被爆していいから、きれいな写真にして」

「40歳以上だと、被爆よりメリットの方が高いと言われています。CTの写り方で、悪性度が高い『充実性』か、悪性度が低い『すりガラス状』か、わかります」

「やっぱCTはええがな」

「ただ、CTがよいかと言われると問題点もあります。まず被爆とコストです。それから、見えてしまうため、要精査になってしまう確率が跳ね上がります。たとえば、要精査率が10%で、がん発見率が0.3%(1000人に3人)とすると、要精査となった100人中97人はがんではないのに、がんの疑いと言われて検査を受けなければならなくなります。日本では要精査と言われる確率は2~15%位ですね」

「え、そんなにひっかかるんか」

「CT検診が有効か、アメリカで論文が出ました。そこでは確かに低線量CT検診で喫煙者の肺がん死亡率が減少したと書かれています。ただ、4人に1人が要精査となっており、精密検査で死亡する例があまりに多いと問題になりました。」

「検査で死ぬんか」

「まあ、日本では高くても0.3%程度ですが。おそらく重症の人が多かったのではと考えられています」

「だから結局、どうやねん」

「結局、CT検診の有用性は持ち越されました。まとめますと、CTが明らかに優れているとは言えないということですね。となると、やはり禁煙でしょうね」

「だから禁煙はせんて。もうええわ」

 

まあ、こんな感じですね。一度参考にして下さい。

 

睡眠時無呼吸症候群の本当の怖さ

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に息が止まってしまう病気です。10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある方はSASと診断されます。

 ご家族から、「いびきがひどい」「息が止まっている」と言われて受診されることが多く、本人は自覚症状が乏しいことが多いです。しかし実は、無呼吸がつづくことで体に負荷がかかり生活習慣病(高血圧や心疾患など)になることや、昼間の眠気による事故・作業効率の低下が問題となるのです。

 

 北里大学の田々谷教授らによると、

1)睡眠不足で血糖が上昇。

・睡眠時間が6時間以下でも8時間以上でも糖尿病になりやすい。

・不眠によって、糖尿病が1.5倍発症しやすくなる。

・糖尿病患者は5倍不眠になりやすい。

 

2)睡眠不足で血圧が上昇。

・睡眠時間が5時間以下だと高血圧になりやすい。

・睡眠障害のある人の半数弱が高血圧になりやすい。

・高血圧患者は2倍不眠になりやすい。

 

3)睡眠時間が短くても長くても肥満・メタボに。

・睡眠不足によって食欲が促進。

・睡眠時間が7時間未満の人は、10年後、肥満度が有意に上昇。

・睡眠時間が短くても長くても、メタボリックシンドロームは増え、中性脂肪が増加、善玉コレステロールが減少。

 

4)睡眠時間が5時間以下で危険度が上昇。

・睡眠不足によって、糖尿病・高血圧・メタボなどの生活習慣病が誘発・悪化。

・生活習慣病が発症すると、不眠が増悪。

・睡眠時間が8時間の人と比べ、

  5時間以下の人は、冠動脈疾患が1.8倍発症しやすい。

  9時間以上の人は、冠動脈疾患が1.6倍発症しやすい。

 

5)重症SASで生存率低下。

・SASが重症になると、睡眠不足だけでなく、高血圧、心血管障害、脳血管障害、血糖値上昇などが増加。

・重症SASでは、12年後、死に至る冠動脈疾患の発症率は20%になり、18年後の生存率は60%未満に。


 重症のSASの場合、直ちに治療を開始する必要があります。

治療としては、薬物療法は効果がなく、経鼻持続陽圧呼吸(nCPAP)、マウスピースが有効です。

当院でも検査・治療が可能ですので、興味のある方は、一度ご相談下さい。

 

糖尿病と脂質異常

糖尿病の95%を占める2型糖尿病患者さんが、脂質異常症を合併すると、さらに脳卒中や心筋梗塞を起こしやすいことが明かになってきました。

 JDCSという研究は、日本の2型糖尿病の患者さん2000名以上を対象に、8年間調査したものです。

 冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)を起こしたのは、1000人年当たり9.6で、うち心筋梗塞は3.8でした。

 また脳卒中は7.6で、大部分は脳梗塞(6.3)でした。

 一般男性が、冠動脈疾患3.5、脳卒中5.3(久山町研究)であるのと比べると、かなり高い数値であるのがわかります。

 冠動脈疾患については、LDLコレステロール高値、中性脂肪高値が同程度危険で、次いでHbA1c高値でした。

 

糖尿病の方で、LDLコレステロールや中性脂肪が高値の方は、注意が必要ですね。

 

HbA1cが変わります

今年4月から、国際標準化に伴い、HbA1cが変わります。

これまでと比べ、約0.4%高くなります。

 

<糖尿病と診断された方>

検査結果が今までより「+0.4」されるため、「悪くなった」ような印象を受けますが、目標値も「+0.4」されますので、安心して下さい。

 

   旧     新

優 5.8未満 → 6.2未満  

良 6.5未満 → 6.9未満

可 7.0未満 → 7.4未満

 

<糖尿病の疑いの方>

糖尿病の診断基準は今までと同じ「HbA1c≧6.5%」になっていますので、以前より厳しくなります。今まで大丈夫だったのに、「あなたは糖尿病の疑いがあります」と言われる可能性があります。

 

詳しくはこちらのリーフレットを参考にして下さい。



女性の肥満、所得で差

毎日新聞2月1日(水) 他によると、
「国民健康・栄養調査:女性の肥満、所得で差 200万円未満25%、600万円以上13%--厚労省10年」

 

 所得が比較的低い人ほど喫煙率が高く、女性は肥満の割合が高い傾向がみられることが厚生労働省が10年に実施した国民健康・栄養調査で分かった。

 調査対象の約3200世帯の所得を「600万円以上」「200万~600万円未満」「200万円未満」に3区分し、「体形」「食生活」「運動」などの項目で比較した。

 喫煙者の割合は、「600万円以上」の世帯が男性27・0%、女性6・4%、「200万~600万円未満」は男性33・6%、女性8・8%、「200万円未満」は男性37・3%、女性11・7%と、所得が低いほど増加する傾向が認められた。

 「肥満」の割合は、男性は所得とは関連が認められなかったのに対し、女性は3区分ごとに13・2%、21・0%、25・6%と差が付いた。

 習慣的な朝食欠食者の割合は、男性は「200万円未満」と「200万円以上600万円未満」の世帯で高く、女性は「200万円未満」で高かった。

 また、野菜摂取量は、男女とも「200万円未満」と「200万円以上600万円未満」で少なかった。

 運動習慣のない割合は、所得が「200万円未満」世帯で、男性が70.6%、女性が72.9%と最も高くなった。「200万円以上600万円未満」では、男性63.7%、女性72.1%、「600万円以上」では、男性62.5%、女性67.7%。

 厚労省は、所得により生活習慣に差があることについて「健診や医療、健康づくりに関する情報へのアクセスといった点で影響が出ている可能性がある」としている。

 

まとめますと、所得が低いほど喫煙し、朝食を食べず、野菜が少なく、運動しなく、太っている。ということになりそうです。

 

さて、この記事には賛否があるようで、

・所得が低くお金のかかる趣味が持てないため喫煙する。

・低所得のため健康に投資できない。

・男性は喫煙するから太らない。

という見方もあるようです。しかしそれが健康に良くないことは皆さんご存知と思います。

健康は若い時は当たり前でも加齢に伴い当たり前ではなくなってきます。働いて所得を得るためには健康であることが大前提ですので、健康にはぜひ投資して頂きたいと思います。タバコやジャンクフードを控えて食事に気を使い、歩くことをぜひ取り入れてください。

 

治療アドヒアランスって?

予防医学では、「アドヒアランス 」がよく話題になります。

 

一体、何のことなのでしょうか?

 

「アドヒアランス」とは、患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること」を意味します。


従来は、「医師の指示に患者がちゃんと従うか」という「コンプライアンス」という考えが主流でした。たとえば、お薬をちゃんと飲まない患者さんを「コンプライアンスが悪い患者」と呼んで、「医師に従わない悪い患者さん」という見方をしていました。


しかし最近では、患者さん自身の治療への積極的な参加(adherence)が大切であるとの考え、つまり「患者は治療に従順であるべき」という患者像から脱するアドヒアランス概念が生まれました。たとえば、お薬をちゃんと飲んでもらうためには、その治療法は患者にとって実行可能か、服薬を妨げる因子があるとすればそれは何か、それを解決するためには何が必要かなどを医療者が患者とともに考え、相談の上決定していく必要がある。という考えに変わってきました。

 

現実的には、「だまってこの薬を飲みなさい」という説明では、多くの患者さんは納得しませんし、納得していない薬は飲まないと思いますから、納得して頂けるよう説明をし、理解してもらうことが大切だと考えています。

 

いくら説明しても、理解してもらえないこともありますが・・・

 

 

 

脳ドックは受けるべきでしょうか

「脳ドックは受けるべきでしょうか」

 

このようなご相談を受けました。

脳ドックはお金もかかりますから、メリットを詳しく教えて欲しいとのことでした。

 

私は脳外科の専門医ではありませんので、私見を参考までに述べますと、

 

目的:

 ①無症候性の脳梗塞の発見、②脳動脈瘤の発見、です。

 

①無症候性の脳梗塞が高度な場合、将来、脳梗塞を発症する率が高いと考えられています。

②脳動脈瘤は、年1%ずつ破裂すると言われており、出血を起こすと、1/3が死亡され、1/3が障害を来すと言われています。

 

どういう人が受けるべきか:

 中高年で生活習慣病を持っておられる方は危険度が高いので、お勧めします。

 

もし見つかったら:

①無症候性の脳梗塞の場合は、生活習慣(喫煙・飲酒)の改善、生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病など)のコントロールをきっちりする必要があります。

②脳動脈瘤については、治療方針が脳ドック学会のガイドラインで決まっています(直径5mm以上で70才未満なら治療を強く勧めるなど)ので、悪戯に不安がらずに専門医に相談しましょう。最近では、手術だけではなく、カテーテルでコイルを詰める方法も増えてきているようです。

 

どちらにしても、生活習慣病のコントロールは大切ということですね。

 

他動的運動機器について

種々の生活習慣病に対して、運動療法が大切であることはわかっていますが、加齢に伴う筋力低下や肥満、関節痛などを持つ方はどうすればよいのか、が問題となっています。

先日行われた、日本体力医学会で興味深い研究結果が報告されました。

 

①他動的運動機器にてインスリン感受性が向上

商品名「ジョーバ」「らくらくウォーク」「シェイキングボード」の3種について、継続的に行ったところ、インスリン感受性が向上が認められました。効果は「ジョーバ」より「らくらくウォーク」が優れていたようです。インスリン感受性は特に糖尿病の方に大切ですが、メタボの方にも有用と思われます。

 

他動的でも運動は有用と考えてよいようです。これならTVを見ながら楽に続けられそうですね。

 

その他、学会では、

「血糖コントロールが悪い人ほど筋肉量が少ない」との報告もあり、やはり運動は大切ということでした。

 

思うに、「運動しない」→「肥満」→「運動したくても出来ない」という悪循環になることが要因の一つと思われますので、

逆に、「少しの運動」→「筋力がついてくる」→「より楽になる」のサイクルにすべく、少しの運動から始められるのがよいかと思います。

まずはウォーキングから、可能であれば、自転車こぎ、ステップ昇降を1回20分、週3回から始められてはどうでしょうか。

 

EDと生活習慣病

当院では、ED(勃起不全)治療も行っております。

 

糖尿病の方にEDが多いことは有名ですが、他の生活習慣病とも関係が深いことがわかってきました。

心筋梗塞や脳梗塞は、細い動脈が詰まることで起こるのですが、

 

1) 心筋梗塞や脳梗塞になる確率は、EDのない男性に比べ、

軽症~中等度のED男性では約1.3倍、重症のED男性では約1.8倍に増加する。

 

2)重症のED男性の全死亡率は、EDのない男性の約2.5倍。

 

これは、動脈硬化は全身の血管で起こると考えられるため、心臓の血管(冠動脈)より細い、陰茎動脈のほうが先に影響を受けるため と考えられています。

 

つまり、EDの症状は、将来の心筋梗塞や脳梗塞を予測する重要なサインである、とも考えられます。

 

実際、当院でED治療で来られた方に、このような話をしましたところ、「実はコレステロールが高いのですが、放置しています。」と、言われたことがあります。

 

EDの原因の一つに生活習慣病があるかも知れませんね・・・

 

その情報、本当ですか?

TVやインターネットの普及に伴い、健康情報が溢れる時代となりました。皆さん、「試してガッテン」などで、よくお勉強されているなあと思います。

ところが、「その情報、本当?」ということをおっしゃられる方が時々おられます。

「血圧は高い方がよいと言っていた」など、自信を持っておっしゃられるので、よく聞くと、「いや友人に聞いた」など、情報源がいいかげんな場合も多いです。

 

 今回は、情報番組のチェックポイントを述べたいと思います。

 

1)司会者や出演者も実践したのか?

(本当によいなら実践すると思います。そして、次週にでも報告すると思うのですが・・・)

 

2)効果があるのは本当にその食品や器具だけによるものか?

(よくあるのは、小さい文字で、「適切な食事・運動療法を併用しています」と書かれたものです。そちらの効果の方が大きいのでは・・・)

 

3)巷で出回っているダイエットサプリメントの効果はちゃんとヒトで実験されたものか?

(ネズミの実験で得られた小さな効果を誇大広告してたり・・・)

 

4)長期的な効果について検討されているか?

(1~3ヵ月の短期間の検討が多いようです・・・)

 

5)サプリメント業界とつながっていないか?

(お金がからんでいないか、ちょっと不安に・・・)

 

6)視聴率をとるために、オーバーに表現していないか?

(以前もありました。番組製作も大変なようで・・・)

 

7)他の方法を否定していないか?

(いくら食べても大丈夫・運動しなくてよい など、あやしいですよね・・・)

 

8)他の番組でも同じ素材を取り上げているか?

(流行は2週間だそうです・・・)

 

9)効果があるものには副作用もあると思うが、きちんと説明されているか?

(いい話ばかりだと・・・)

 

いかがでしょうか。一度、こんな視点で番組を見てみてください。

 

肥満と消化器疾患

 肥満、特に内臓肥満は、高血圧・糖尿病などのいわゆる生活習慣病を引き起こし、ひいては動脈硬化から脳・心血管障害を引き起こすことは、皆さんご存じと思います。

 それに加え最近では、内臓肥満が生活習慣病のほかに様々の消化器疾患にも深く関わっていることがわかってきました。

 

 まず有名なのは脂肪肝でしょう。飲酒による脂肪肝は有名ですが、最近では飲酒によらない脂肪肝を非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼び、この中には肝硬変・肝癌へと進行する非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が含まれています。一般健診受診者の約3割がNAFLDと言われ、その一部にNASHが含まれることから、健診で脂肪肝と言われた方は定期的に検査を受けた方がよいでしょう。

 

 また、肥満により消化器がんの危険度が高まることがわかってきました。男性の場合、肝臓がんで4.5倍、膵臓がんで2.6倍、食道・胃・大腸・胆嚢がんで2倍弱、女性の場合、食道・肝臓・胆嚢・膵臓・大腸がんが2.6倍高まったと言われています。肥満によりインスリン抵抗性→高インスリン血症→がん細胞が発生すると考えられています。

 

 他にも、逆流性食道炎・胆石・胆嚢ポリープなどが挙げられます。

太っていてもよくないことばかりのようで、BMI25%以上の方はぜひダイエットをお勧めします。

 

40代からの血圧管理

日本の高血圧患者は約4000万人、 40歳以上の日本人の2人に1人が高血圧といわれています。心筋梗塞や脳卒中などの高血圧関連疾患は40代から増え始めるにもかかわらず、高血圧症の40代男性の受診率は約7%と非常に低いことが報告されています。さらに、正常血圧値の人と比べた高血圧の人の死亡リスクを年代別にみると、50代~70代男性よりも40代男性で最も高いことも報告されています。 
 某製薬会社が、高血圧で医療機関未受診の40代ビジネスマン約500人を対象に、意識調査を行いました。その結果をご紹介すると、

 

・約6割の人が高血圧にもかかわらず、運動や食事療法などの血圧管理を行っていない。

・その理由として、「めんどう」「自覚症状がない」が9割。

・半数近くが、「自分の血圧では、高血圧ではない」と考えており、自分の血圧目標値が「130/85未満」であることを知っていた人はわずか2%。

・このアンケート終了後、実に8割の人が今後血圧管理に取り組みたいと答えた。

 

今回の調査では、40代の高血圧ビジネスマンは自分の血圧値に対する認識が不十分な人が多く、血圧管理に真剣に取り組んでいない現状が明らかになりました。その一方で、血圧管理の重要性と目標血圧値がしっかり理解出来れば、取り組む意欲があることも確認されました。40代高血圧ビジネスマンに積極的に血圧管理に取り組んでいただくためには、まず130/85mmHg未満という目標血圧値を、十分理解してもらう必要があるといえそうです。

 

岡島内科クリニック
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クリスタルホテル南千里 2階館内図
クリスタルホテル南千里 2階館内図

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